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Yuigo・ん・・・湿っぽい

最近の話題はラジオ。賛否のど真ん中を行く性格です。

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ヤワなヤツには共感できない『社会人学部人見知り学部卒業見込(若林正恭)』


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こんばんは。「ヤワ」って言葉を使うのは、もしかしたらこれが人生において初めてかもしれないし、人生において最後なのかも知れません。

 

読書好きというほどでもないので毎日少しづつしか読まないのですが、最近はオードリー若林さんの著書を読んでいます。

若林さんが大好きで番組は全部チェックしてライブにも行っています!というほどファンではないし、ただテレビによく出る面白い芸人という認識です。ラジオも最近聴き始めたくらい。小難しい、一筋縄ではいかない人だということはなんとなく分かっていました。伝わってくるよね。

そんな彼の本を読んでいて、まだ最後まで行っていないのですが、その話と諸々書いていこうと思います。

 

 

 

 

この本は若林さんの連載を纏めたものなんですが、彼のひねくれっぷりというか、社会に適応できない(しない)姿勢というか、結局自分が大好きで同時に大嫌いなのかなあというものがたっぷり溢れた一冊になっています。

私もこのブログで散々書いたり、いろいろなコミュニティに馴染めずにアドレス全消しをたびたび繰り返したりとダメダメの人生を送っているので、なんとなく共感できるのかな、と思っていました。

が、若林さんはこの本に、テレビやラジオでチラチラと見せている本性というか本音を、さらにその濃度を上げて書いているということが50ページくらい進んだところでなんとなく感じていたものが確信に変わり、自分はまだまだだ、そこまで捻くれてもいないし強い自我を持っているわけではないし、悩み苦しむ量も全然この人には及ばない、面白みのない中途半端な人間だということを、改めて思うようになりました。彼はもっともっと凄まじい次元で苦しみそれでも生きているのだなあ、ということ。それはそれで大変だしいっそ生きることもどうでもよくなりそうだけど、そこで敢えて折れずに営み続けているということに若林さんの所以があるのかもしれない、と感じています。こんなことを書いても、本人からしたらまだまだなんでしょうが。というか抽象的なことばっかりだ。

学生生活をはじめとした青春を楽しんでいる人間というのは、教室の様子を思い出してみれば実は半分もいないのかもしれません。いつも一部の1軍グループが幅を利かせて、数自体は多いわけじゃないんだけど声の大きさで押し切っている。案外1.5軍や2軍といったところにいた人間の方が多数派なんだろうな、ということを最近では考えるようになりました。

そう考えると若林さんのような人はもっと尋常じゃないくらいに支持されて、イケイケのイケメン俳優女優やアイドルなんかの人々はもっと隅っこでコソコソしてほしいものですが、数が少なくても声の大きさや存在感の大きさで真ん中に躍り出ちゃうという構図は、子供も大人も変わらないということになります。まあ、一番の原因は1軍以外のグループは一枚岩になっていなかったり、そもそもグループでもないバラバラの個人が仕方なく集まっているというのが1.5軍や2軍なので、やっぱり勝てっこないんですよね。あとは、1軍に入れない人間の多くが、あわよくば1軍に入ってやろうとか、1軍に気に入られる存在になろうという、「1軍が一番強い」という固定概念を覆せない弱い人間だということが原因なんでしょう。クーデターを起こそう!なんて考えるアタマがあったら、1軍になれる素質があるってことになりますからね。

高校1年生のクラスは、最初に見た瞬間に、「極端に1軍のメンバーがすくねえな」と思ったんですが、その通り1軍を担える存在が不足して、結果的にバランスが悪くなって超つまんねえクラスになりました。たぶんクラスメイトの4分の1の名前も言えないと思います。まああっちも俺のことなんて言えないと思うけどな!

 

本の話に戻ります。若林さんのもとには「共感できます!」というコメントが多数寄せられたと思いますが、こういうメッセージの大半は、もしかしたら「共感できる自分に酔っている」という人間による言葉なんじゃないだろうか?実は共感できる人間は相当少ないんじゃないか?という風にも思います。

なぜなら若林さんの意見ないし感覚、価値観というものは、正直いってそう簡単に理解できるものではないんだ、というくらいに強烈であり独特、強い個性を放っている視点であるからです。少なくとも本を読む限りは、この意見に共感できるってことはまともに社会生活を過ごすことができないよ!という心配に繋がってしまうからです。芸人としてやっていくという厳しい選択を敢えて選んだ勇気のある人間に対して、安全なところから安易な嘘っぱちの共感や批判をしてんじゃねえよ、とも少しだけ思いました。

別に「共感できます!」とコメントした奴の素性なんて一つも知らないから偏見でしかないんだけど、できないんだけどさ、そんな簡単にこの人の心理に立ち寄ることはできないと思うなあ、そんな簡単じゃないよなあ、だからこそこの本は面白いんだよなあ、という風に私は思います。簡単に共感しちゃう人って、テレビのコメンテーターに疑いもせずに頷いているんだろうなあ。謎の部屋に集められて謎の健康食品を買わされるときのご老人方とおんなじ頷き方しているんだろうなあ。

まだ新しい本なので中身について言及しろ、というのは避けてきましたが、とにかく言えることは、とても分かる!ということもありますが、全然分からん!という部分も同じくらい、というかそれ以上あるんだという本です。意見に対して自分に対して賛成反対を自分だけの力で考えるという今失いやすい考える力を、養うためのいい練習にもしかしたらなるのかもしれません。

 

お笑い芸人が好きだ、そしてお笑いを「面白いかそうでないか」という一尺度だけで見るのは馬鹿げている、ということを書こうと思っていましたが、長くなるのでまた今度。


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