Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

【ネタバレ注意】「箱入り息子の恋」はもしかしたら妄想ストーリーなのではないか?【雑55・レビュー】

 

訪問ありがとうございます。

   

個人的ですが、今日3本目のブログなので結構テキトーに書きます。実は、他のサイトでも記事を違う名前で書いたりしているので、こういうことがたまーに起きてしまいます。好きでやっているから文句ではないのですけどね。

 

大学生になってから星野源さんにどんどんどんどんはまっています。曲を聴いて素敵な声だなあと思い、ラジオを聴いて距離がグッと近くなり、SAKEROCKのインストが作業にピッタリで、私が精神的に死にかけたときに「化物」という曲とアイマスの「M@STERPIECE」はギリギリで私をとどめてくれていたので、いつの間にか、勝手に私のなかでテーマとして源さんが設定されるようになっていました。

 

SAKEROCKの曲では「URAWA-city」という曲があり、ほのぼのとしたインストなのですが、私も浦和市出身ということもありこれも親近感をもつ要素になっています。ちなみに原産は川口とか蕨市とかそこらへんの人です。

 

俳優とシンガーソングライター(今時珍しく、編曲の現場にも関わっているタイプです)をこなしながらお笑いタレントの内村さんとLIFE!で共演し、エッセイも書いているということで、最初は「近所にいそうな福山雅治」(この人もラジオが面白いと定評なので)という勝手なイメージを持っていたのですが、源さんの文章やそれらとリンクする曲や演技を見ていくうちに、オリジナルな姿が私のなかで浮かび上がってきました。ああ、早くライブに行きたい。

 

とは言っても、普段からドラマや映画をたくさん観る人間ではないので、源さんの俳優としての姿は全く未知数のままでした。恥ずかしながら、年に1本映画を観れば多いくらいで、テレビドラマに関しては最初から完走したものはほぼないのではないかというくらいなのです。

 


映画「箱入り息子の恋」予告編 - YouTube

 

というわけで、源さんのことをもっと知りたい、と思い、彼の主演作であり、数々の賞を獲得することになった『箱入り息子の恋』という映画を観ることにしました。以下感想です。

 

ネタバレが嫌な方は観ないほうが安全です。ネタバレ濃厚にしてます。ラストにも言及してます。

 

 

 

箱入り息子の恋 (ポプラ文庫 日本文学)

箱入り息子の恋 (ポプラ文庫 日本文学)

 

 

 

あらすじ

 

市役所に務める35歳の健太郎(星野源)はこれまで女性と付き合った経験もなく、いまだに実家で両親と暮らしている。父(平泉成)も母(森山良子)も息子を気遣い、親同士が子どもに代わって相手と対面する「代理見合い」への出席を決める。そこで今井夫妻(大杉漣黒木瞳)と知り合った健太郎の両親は、目が不自由な彼らの娘奈穂子(夏帆)のことを知り……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

 

 

作中でも言われているのですが、あらすじを読んでピンと来る方もいるでしょうが健太郎は「童貞」です。誰が見ても分かります。現実にはこんな出会いは存在しないし、存在してはいけないレベルの出会いが繰り広げられているのですが、私は疑り深いので、「この話は全て健太郎の妄想なのではないか?」というトンデモ背景を想像してしまうほどです。

 

しかし、「妄想説」を前提にすると結構合点がいくような気もします。ストーリーの大枠は、健太郎と奈穂子のプラトニックな恋愛を、菜穂子の父親、時には健太郎の両親までもが止めに掛かってしまうのですが(なんたって「箱入り息子」なので)、普通なら押しつぶされてしまいそうなピンチを、健太郎はこれまでの人生では間違いなく発揮してこなかった勇気を発動する事で乗り越えていきます。そのせめぎ合いが、「30オーバーの『魔法使い』による『魔法』が、現実世界の壁という壁を乗り越えていく」という構図を生み出している、という認識をすることができます。私には、健太郎が行動を起こすシーン一つ一つが、これまでの人生を賭して非童貞には使えない彼だけの魔法を使っているようにも見えたのです。

 

現に、ラストシーンで健太郎はずっと休まず働いてきた仕事を初めて抜け出し夕暮れの住宅街を駆けるのですが、それまでぎこちない(童貞っぽい?)走り方だった健太郎が突然格好良く、必死に走り出します。この変化はそんなに簡単にできることではないし(バスケットボールのレイアップシュートが突然できるようになるのと同じくらいのこと)、私には「魔法」がかかったんだ、と思う他にありませんでした。そして、ラストシーンで魔法が解けた健太郎は、奈穂子の父親にボッコボコにされてしまい、最後にはベランダから大怪我をしてしまいます。そして、健太郎の両親も、魔法が使えなくなっていわゆる「バカ息子」に成り果てた健太郎に関心がなくなり、入院中の健太郎を尻目に夫婦でテレビゲームに勤しむ、という幕引きを迎えます。

 

とまあ、様々な観点から、もっとキレイな観点から観ることのできる映画でしたが、源さんがエッセイのなかで「僕には度々童貞の役がくる」と言っていたので、いつの間にかその点から映画を眺めていた、という訳です。夏帆の役なんて実在しちゃいけないレベルですからね。やっぱり妄想の話なのではないかとまだ疑っています(笑)。でも可愛いのは間違いないです!!ypaaaaaa!!!

 

他の源さん出演作も少しずつチェックしていきます。観たらその都度感想を書けたらな、と。

 

 

映画『箱入り息子の恋』公式サイト

 

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読んでくださりありがとうございました。