Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

懲りずに作詩とか

リセットその後

リセットその後 僕の言葉はあなたには分からない 分かっているけど繰り返すことじゃない 空気に触れて色が付いて 誰も違う名前を浮かべるだろう 次の角を曲がれば インスタント夏の歌が聞こえなくなる この世界での幸せは 広告の中の嘘だけ 君という概念が身…

【詩】本当は死んだ

本当は死んだ その”なんでもないこと”をそのまま教えて 寒いタグなんか付けなくていいんだ 特にすごいことじゃなくても再考だから また明日を迎えよう 地球のこめかみに腰掛けて 屋台で売ってたチョリソーを齧ってるんだ 遠くで不自然な色の光が見えて 今日…

【詩】君につまんない質問をしたい

君につまんない質問をしたい 社会が許してくれるなら 僕だって「男はこういう生き物」 なんて大嘘を吐いてみたい そんなの人によるのに 君につまんない質問をしたい 今朝の天気の話とかをしたい ストローを回して持て余す君 を見て、慣れないアボカドを食べ…

【詩】意味は無い

朝起きたら枕が無くなっていたんだ 夢の世界に忘れてきてしまったみたいで つまり僕はこっちの世界に 存在してはいけない「何か」を持ち込んだことになる テレビが無い家だってある 木曜日に休む人だっている おじいさんは川に洗濯に行き おばあさんはビルの…

【詩】夢の狂い

あんまり言いたくない言葉が幾つかある それを孤独の立方体にいる僕が口に出すと 自分の声が腹の底に帰ってきて 旗を降ろして眠りたくなってしまうんだ 手を伸ばせば届いてしまう そんな錯覚を描いている 本当は世界のこれっぽっちも 知りもしないというのに…

【詩】人工物に囲まれてしまった証として

作詩

【詩】1月早朝

訪問ありがとうございます。 『1月早朝』 まだ夢か真かの判断もつかないような寝起きの悪さが僕の短所である 外に出ると、耐えられないということはないがハッキリとした寒さがボヤついた視界を広げてくれる 昨晩ファンタジーに塗れた僕は、どうしてこんなに…

【詩】アフターセカイノオワリ

訪問ありがとうございます。 詩:「アフターセカイノオワリ」 何の変哲もない二人は、一つの机を挟んで寝転んでいる その体勢は、屋根の下なのにまるで星を視ているみたいだ だが、あれは何?ああ、そういえばそんな風に視えるかもしれない 知ってる、あれは…

【詩】無題

訪問ありがとうございます。 詩:無題 炎上した女学生の写真には僕がいた校舎が映り込んでいた わざとじゃないかって言うほどダサいジャージで笑っている 今の時期は、文化祭だっけ スクールカーストを掻き混ぜる季節である 僕はあの日、何も無いという世界…

【詩】あまたまあまあ

深夜、眼が醒めて溜息をつくクリアファイルには明朝体の隊列僕は、知らない映画に揺られて視界の外では魔法が滅びた 生きていない時間を歩くと違う自分がいるみたいだと今だってオリオン座を見つけてベッドタウンの霞を忘れた 世界は広いのではなくて余りに…

詩「ルーティーン」 2015works

ルーティーン 幾ばくか前よりもこの部屋は狭くなり 霧のような朝に眼を擦る 知らぬ間に僕は次のシーンへワープして アセロラ・ドリンクと明日を呑む 其のページを一度開けば 記憶にない精霊に肩を抱かれ もう僕ではなくなる もう僕ではなくなる 世界の端には…

Meiryo 【2014works】

「Meiryo」 髪を切った君は一ヶ月、誰にも気づかれずに涼しい風を受けている彼女、今日もフェンス掴んで 今なら首を絞めても怖くないんじゃないかってテントウムシ、見た子供みたいに笑われると困るなあ 君の名前を訓読みしたい平仮名でも、そうでなくても僕…

君は嘘より美しい【2014works】

1万字書くより数倍疲れる。

僕の居場所は此処じゃない【2014works】

訪問ありがとうございます。 _______ 快速に乗るからと言って 君との旅を断って たった一つ綺麗なウォークマン®の 紐を解いている 声に出さないまま僕は 知らない人を睨みつけて 次の駅で降りてくれって 叫びたいのに 叫びたいのに どうして空は赤く…

さよなら星の記憶【2014work】

学習塾の前で中学生がふたり佇んでいる母の迎えを待っているのかそれともこのまま時間を泊めようとしているのか 稲毛駅東口から風に吹かれる羽のように浴衣が四方に散っていく誰のもとへ帰るの誰のもとへ帰るの 君が指から零してしまった言葉を星に任せて記…

今日まで僕は【2014work】

* * * 壁紙みたいな空を裏返して 予期しなかった赤い雲が肥えて 誤って空想を踏んで 僕の記憶がダラダラと垂れてる 使い道の無い傘を杖みたいに 鳴らして、笑ってなかった今日 を道具箱に仕舞ってさようなら させてくれないのは、時間の境界 線が消えたか…

【work】学生ナイフっている

ナイフが地上を漂ようかと思えば 女学生の部活帰り それじゃあまた、双子みたいな友達とわかれ 今日2回目の変身をしている 別に君まで 蛍光色のスパイクを履く必要はないし 屋上から下を見ていたって 僕はなんとも思わない 路地裏に転がしてあることが 私が…

【詩】次の僕

次の僕 僕の知る限りでは 僕の足下は地獄 他の誰かに話しても 笑われてしまう時刻 何も見えないで壁に投げた声は 素直に跳ね返って僕を突き刺す 壊れてしまった自分も 体のどこかでいつかを待つ 僕が僕に生まれ変わる時 僕を殺した時 秒針、ただ見続けては …

【詩】浸水している

まだ、世界を見る余裕がある そこまで高くない、怖いけれど 赤、ここから落としてみたい気分 これからどこにいく、何もないけれどニッポンのクリニックはなぜ オルゴールアレンジを流す浸水している 海を許して髪が逆立つ 浸水している 息が止まらず叫び続け…

量産

量産 千鳥格子のマフラーを巻き 交差点の支配権を得る 知らない渓谷の橋が落ちて 君は次のピアスを身につける 携帯が鳴って 明日があと数分で来ることを 知らせるのだろうか 馬鹿なAndroid 量産型絶世の美女 量産された生活 君に名刺は要らないなあ IDだけで…

少女海賊

少女海賊 道のド真中を 水色の半袖ワイシャツが 歩く、とても暑そうだ 街がライトアップされる前に 急いで 海に飛び込め 見知らぬ世界で 只今と口ずさみ 私の世界にしていく 肘についた血を 洗う間も無くまた來週 出逢う、敵に備える 街が恋人を迎える前に …