Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

【詩】意味は無い

 

朝起きたら枕が無くなっていたんだ

夢の世界に忘れてきてしまったみたいで

つまり僕はこっちの世界に

存在してはいけない「何か」を持ち込んだことになる

 

テレビが無い家だってある

木曜日に休む人だっている

おじいさんは川に洗濯に行き

おばあさんはビルの窓を拭いているのさ

 

身体が正方形になったら

青いカラーボックスに収まってみよう

勿論外には背を向けて入る

それがワープの合図だとも知らずにね

 

 

 

僕の頭を占拠して尊厳と自由を要求する

「永遠に思い出すことのないもの」達の集団

彼らが空にライフルを向け高らかに怒る時

58000回目の君がぼやけた笑顔を響かせる

 

今や誰もがSIMフリーになりたがる

傷口にワインを垂らす日だって珍しくない

もうこの辺でやめにはなったりしない

おばあさんは株で40万を溶かしているのさ

 

僕らが主人公だったら

なんて想像は吐き気だけを残すんだ

それなのに何かを伝えたい

何でもないようで意味のある傷を描きたいんだ