2019年10月の雑記
概要
大きな定義では退職エントリに当たるのですが、退職エントリと宣言できるような身分?でもないし自信もないので、最近したこと、考えたことに織り交ぜて雑に書いていこうと思います。攻撃的な内容はありません。
退職
あまり仕事については書いていないし書くような内容もないのですが、退職しました。未経験文系エンジニアとしてSIer系の(主に)SESとして3、4つの現場で仕事をしていました。
下に経緯や原因を曖昧にして書きますが、よくあるブラックだったとかとんでもないところだった、というのは無いです。
就職した時点では上昇意識はなかったのですが、メンタル面(については以前の記事でちょくちょく書いた)が段々と改善するにつれて、もっと自分は成長するべきなのではないかと感じるシーンが多くなっていました。
勉強することは一人でも可能ですが、自分はそこまで努力家ではないので、環境自体を努力しやすい、努力が仕事に結びつきやすい場所に行かないとすぐに疲れてしまうなあ、ということはわかっていました。決意するだけでは何も変わらない、というやつですね(正確には覚えていない)。そのため、就職してから半年くらい経って研修を終えた時点で複数の転職サイトやサービスに登録していました。結果的に登録しただけでしたが。
そういう意識はあれと所詮は何もわからない新人なので、現場に馴染んだり求められている「当たり前」をこなすので精一杯だったので、本当に転職するということまでは考えていませんでした。
ただ、3年目になった今年辺りから、どこがキッカケなのかははっきりしませんが、徐々に自分が「当たり前」を少ないコストでこなせていることがわかったので、ここらで挑戦的にいきたいと思うようになりました。成長していなかったわけではありませんが、その角度、関数でいう傾きをもっと大きくできるのではないか、と疑問に思っていました。また、他のメンバーにアドバイスをすることが増えてきたものの、自分は「自分が一番ヘタクソな場所に行きたい」と常々思っていたので、転職しない限りは指導の役割を求められ続けるのだろうということに対して、自分の意向とはちょっとちがうんじゃないか、と感じていました(指導やアドバイスをしたくない、というわけではありません。実際にその期間は自ら1on1やOJTプログラムの作成、PDCA的なものの運行もしていた)。
あと理由として挙げるのであれば、SESという立場での「視野の狭さ」がありました。SESがすべてそうだとは限らないのですが、自分がいた現場では2次請け3次請けということが珍しくなかったので、与えられる業務や権限管理の関係で見えている資料の範囲は、ごくごく限られたものでした。
最初は所詮そういうもの、自分の守備範囲だけに集中すればOKと思っていたのですが、アジャイルの概念を学んでいくにつれて問題解決に取り組むにおいて自分が見えている範囲の狭さに苦しく感じるようになりました。私は起こった問題に対してどう解決するか、何が原因かを見出すのが楽しく感じるタイプなので、視野が限られていると原因までは程遠かったり、これが問題では?と思っていても実際には的外れだったりすることで、自分が居て面白く感じることができる場所じゃないのかな、と思っていました。
人間関係についてはそんなに不満がなかったです。というよりも不満かどうかわかるまでしっかり接する前に退職した、という言い方のほうが正しいかもしれません。
次もSESではあるのですが、アジャイルチーム・スクラムチームに入れるので、そういった視野の格差というのは比較的少なくなるんじゃないかな、と期待しています。
成長について
ソフトウェアエンジニアとして成長したい、ということを一番の動機として書いていますが、恥ずかしながら実のところ「成長」が何を指しているのか、ということについて自分でもはっきりとした答えは出ていません。
技術面で知識を増やしたいのか?設計力を上げたいのか?AWSを勉強し始めたからガッツリやりたい?コンテナを現場で扱いたい?とにかくコードを書きたい?…成長といっても色々とありますが、現時点ではどれも当てはまるしどれが一番かはわかっていない、という状態です。
もちろんエンジニアとして必要なものは上記以外にも膨大に存在していることはわかっています。そのうち一番に何を得たいのかというのがいまいちはっきりしていない部分です。具体的な例だけいえば、1つのチームでアジャイル(スクラム)を半年以上の期間みっちりやってみたい、とか、プロジェクトの0->1を経験してみたいとか挙げることはできますが、「あなたはどうなりたいの」という問いに対して自信を持ってバットを振れないということは隠せません。なので、まずは自分がなりたいエンジニア像や長期的な目標を自信を持って立てられるように経験値を得たい、ということなんじゃないかなーと思います。もしこれから仕事を一緒にする人に対して、対面でこれを言うのはやめといたほうがいいとは思っていますが…。
どう成長したいか決めるためにまず経験値を重ねたい、と思います。まだ長期的なプランを立てられるほどの情報を持っていないと思っています。
空白期間
10月の後半2週間くらいを有給取得期間にしたので、月末まで仕事もせずグータラしています。最初は旅行とかやってみようかなとか考えたのですが、自分が特別なことをするとぐったりしてしまう人間であることを思い出して、ダラダラして休むことを優先することにしました。諸々準備したり後片付けしたりする必要もあったので、結果的に遠くに行かなくて正解でした。
生活のリズムをなくしてしまうとやはり自分はダメになってしまうようで、何もないことをいいことに正午過ぎに起きたり朝5時まで起きていたりしていて、本当にダメになってしまうと思いかけましたが、本当の本当にダメになってしまうよりはこういう1日の使い方をしてOKだと思うことにして、本当にダメにとどまることに成功しました。
日頃やっていなかったことに手をつけてみると案外時間は過ぎるものだということが分かりました。
ある日はSpotifyのプレイリストを納得がいくまで整理しました。もっとプレイリスト周りを便利にできないものかなとイライラ仕掛けましたが、月額に見合うサービスはすでに受けているので案外平気でした。
ある日は切れていた風呂とトイレの電球を取り替えました。税金の申告を忘れていた(ことになっている)芸人の気持ちがわかってしまうくらいルーズなので、隣の部屋の明かりでいずれもなんとかなってしまっていたのですが、明かりが復活したら「やっぱりないと危ないな」と反省させられました。よく見えることで見つかった汚れを掃除して、ついでに窓や雨戸もちゃんと拭いていたら一日が終わりました。
ある日はやりかけのゲームを片付けました。大人(と呼ばれる年齢)になってから、ゲームをする体力というか気持ちが長時間持たなくなってしまったので、子供の頃にゲームに夢中になって四六時中そのことだけを考える、という経験は貴重だということが身に沁みてわかりました。直接ではないですが、その時の経験はどこかにつながっているんじゃないでしょうか。
台風だったりで外に出られない日が多く、何かしら運動をしないといけないと危機感を持っている身としてはどうにかしないと、と考え、思い切って「fit boxing」というSwitchでボクササイズができるゲームを買いました。エクササイズ系のゲームはあまり興味がなかったのですが、やってみると初級コースでもたっぷり汗をかけるのでいい買い物をしたと思います。fit boxingをする際は(座り時間を減らしたいという目的で買っていた)昇降デスクを上げてゲーム画面と自分の目線を平行にすることでかなり快適に運動することができます。1、2ヶ月持続して、もう少し運動量を上げたいと思ったら「リングフィットアドベンチャー」も買おうと思います。初日に(画面に写ってお手本を見せてくれる)インストラクターのキャラを替えながらボクササイズしていたら一日が終わりました。現状10日ほど続いています。
次の職場は私服が中心になるので、慌てて私服を揃えたりヒートテックの残数を確認したり、古くなった「着る毛布」を買い替えたら(フリーサイズですが)ボタンが左側についていて(意味もなく)テンションが上ったりしていたら一日が終わりました。そろそろユニクロ、GU、GLOBAL WORK以外の選択肢を持ちたい…
着る毛布で魔法使いの休日を過ごす
着る毛布というのは画期的です。その暖かさと過ごしやすさはもちろんですが、何より「自分が可愛くなった」という錯覚に陥ることができるのです。女性はもちろん可愛くなりますが、そうでない人ももこもこに包まれた可愛い生き物であるという意識を限定的に持つことができます。まあ私が着た状態で鏡を見たら(そこまで太っていなくても)マツコさんみたいなシルエットになってしまうのですが、自覚には影響ありません。
だんだん自覚の間違いがエスカレートして、昨日は頭の中が完全に魔法使いになります。そして昼からダラッとしているので休日です。魔法使いの休日。とはいっても魔法使いの多くはフリーランスという設定なので、仕事しようと思えば仕事ができます。なので、そろそろ調合する薬の材料をAmazonで定期購入するように設定しようかしら、と考え始めます。昼過ぎになると、夜行性のはずの飼っている火の精霊がのそのそと動き始めるので、もしかしたら今晩はデートの予定があるから緊張で早起きしてしまったのかしら、と微笑ましく思います。そして、当の私自身にそんな予定も予兆もないことが過ぎってしまい、こっそり(フォルダを3段重ねでブックマークしている)魔法使い専用婚活サイトを覗こうと思うのですが、いつものようにスパムのような新着メッセージを捨てるだけの作業になるだけ、とため息をつくに留まるのです。
休みすぎるのも考えものということです。アフィリエイト登録はしていませんが、一応今回買った「着る毛布」を貼っておきます。
Amazon.co.jp : ナイスデイ 着る毛布 花柄ピンク フリーサイズ (着丈110cm) プレミアムマイクロファイバー ルームウェア フード付き 484764S4 : ホーム&キッチン
着丈が長いものでもトイレをはじめ色々と動き回れるように設計されているのですがちょっと手間がかかること、個人的に足先はそこまで寒くならないことを加味して110cmという短めの着丈にしました。結果、フリーサイズであるもののちょっと袖が短い以外はいい感じです。まあ袖もまくりグセがあるから問題ないはず。
ちなみに以前に使っていたのは以下です。着丈が長かったのですが、毛布と同じ素材のベルトがついているので調節が効きます。こっちのほうが魔法防御は高そうに見えます。
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その他、食器を買ったり鍋を買ったり日用品を揃え直したりしている度に1日が過ぎていて、どれだけ自分が普段の生活を豊かにするという取り組みを蔑ろにしてきたのか、ということを痛感しました。私のようなどうしようもなくルーズな人間は、このように突然やる気を出さないとできない行動が沢山あります。
あと、2週間弱という期間だけでも、人間関係の薄れを感じ、こういう状態だと自然と主語が大きくなるよな…とも思いました。
生活を戻していく
そんなわけでエンジニアとしての成長がなんとかかんとか、と上で書いたのに全然勉強してないじゃないですか、ということを他ならぬ自分自身が一番問題視しているので、もう1週間もありませんが10月の終わりまで徐々にエンジンをかけていこうと思います。面談などをするうちに調べておきたいことも沢山あるし、やりかけのAWS SAA対策も合格するまでやらないともったいないので…。エンジニアっぽいブログを書いていきましょう。