Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

ネットに溢れるくだらない「対立」に勝手に憤って疲れている

 

ネットの世界は今日も「対立」に溢れている。

 

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例えばサッカーVS野球という対立構図がある。サッカーファンが野球より自分らのスポーツの方が面白い!と主張したり、野球ファンがその反対を主張する流れだ。お互いに始めはそれぞれの贔屓がどのような利点、メリットを持っているのか、なぜなにこうだから面白いのか、という説明をし、主張の盾とする。しかし、次第にその対立は攻撃性を増したものと化す。つまり何かというと、自分らの贔屓についてではなく、相手の贔屓、サッカー側から見た野球、野球側から見たサッカーの悪いところ、ここが面白くない、という主張に代わってくるのである。日本サッカーはワールドカップで勝てないが野球は世界一になった、いやいや、野球はそもそも世界大会の規模が大したことないじゃないか、MLBの選手は辞退ばっかりしてるらしいな、ということになる。

 

もちろん、すべてのサッカーファン、野球ファンがこういった対立構図を描き相手の白旗を求めて口撃を続けているわけではない。こういう人間はしょせんほんの一握りだと思う。ほとんどのファンは自分が好きなスポーツに忙しいし、そんなことに邁進している暇はないだろう。そもそも、サッカーと野球どっちも好きだという人だってたくさんいる。私もその一人だ。スポーツ全般に対して興味があるので、ネットを歩く中でこのような闘争に出くわすととても虚しい気持ちにさせられる。対岸のことなんか別にいいじゃないか、と思う。しかし、彼らにとってはそうはいかないのである。自分たちが「覇権」を得ている、という確信が欲しいのである。俺が好きなスポーツは、コンテンツは日本で最も「人気」なんだ、という確信。自分が好きなら「覇権」である必要は全くない。そこがこじんまりとした盛り上がりであろうとも、自分が好きならそれで構わない他に何も求めない、それではダメなのだろうか。

 

このような下らない対立構図が、ネットには沢山存在している。μ’sが今年の紅白歌合戦に出場が決まったということで話題の『ラブライブ!』。これとよく引き合いに出されるのは『アイドルマスター』である。以前のエントリーにもあるように、私はアイマスファンである(熱狂度からしてどことなく「プロデューサー」と名乗るのははばかられる)。かといって、ラブライブが嫌いというわけではなく、アニメを観たわけでも曲を知っているわけでもスマホアプリをプレイしたわけでもないけど、面白いと思っている。繰り返しになるが、多くの人はどっちも好き!というスタンスなんだろうと思っている。

 

しかし、ここには大きな対立が存在している。ラブライブアイマス、どっちの方が面白いのか?どっちの方が2次元アイドルコンテンツの「覇権」に相応しいのか?という議論である。実に下らない議論である。そこには、「自分は」どっちの方が好きだ、という感情は表には出てこない。しかし、「自分はこっち派だ」という感情は、議論における「こっちのほうが客観的なデータや風評からして人気がある」という自分を隠した発言に、むしろはっきりと出ている。自分が好きなものは「覇権」でなければならない。「覇権」という言葉がだんだんしょうもないものに見えてくる。CD売り上げ、ライブ動員、歴史、テレビ出演、ブルーレイ売り上げ、動画再生数、同人作品の規模、はたまた、声優の他作品出演数や、ルックスなんてものまで議論における剣の材料とする。なぜ、そこまでして自分の好きなコンテンツが全体のなかでも人気であると主張したがるのか。自分が好きならそれでいいのではないか。ここがわからなくなってしまうのである。

 

とにかく、私は「自分が好きならそれでいい」というスタンスを貫いてきた。そういう人が陥りやすい「日の目を浴びていないものに注目する自分カッコイイ病」に掛かることはなんとか避けてきながら。周りの動向は気にせず、自分が正直にそのコンテンツと向き合っているか?それが大事だと思っている。実際に出来ているかというともうすこし頑張る必要はあるが。

 

以上が自分の言いたいことでした。はっきりテキストに起こさないとこういうモヤモヤが解消できないので、最近ブログ書いてないしばーっと書き起こすか、と思って衝動的にやった。こっからは更に自由に勝手に書いていこう。

 

私はとにかく周りの動向とかそういうものに興味がないのかもしれない。人々は巷では何が人気を博しているのか、ということが気になるから結果てきにこんな対立をぶち上げるのかもしれない、と考えてみる。そして、趨勢に興味を抱かない、きわめて個人的な私はその感覚がわからない、と。

 

これはおそらく関係ないことだが、私は「きのこたけのこ論争」というのが本当に嫌いである。下らん。つまらん。例えば仲間内でそういう話が始まったとしても、それが後半になって面白くなる予感が全くしない。だから?という言葉しか浮かばないし、例えばきのこの山がより人気だからといってたけのこの里が無くなるわけではないから他方を攻撃する理由は特にないし、そもそもあれらはお菓子として全くの別物(だと思っている)から、別物を比較対象にしてもそれを問いかけられた個人個人の中で価値基準が全く異なるのだから、ちゃんとした答えが出るはずがない。「メッシとノイアーどっちがサッカー上手い?」と聞かれているようなものである。どっちもサッカーやってるけど全然違うじゃん!と。……と書いてみたけれど、これは自分の方に問題がある。こういう下らないというか他愛もない話題に対して他愛なく入っていけない自分の堅さに非があるのだ。それは認識している。でもどうにもこの手の話題に溶け込めない節がある。たぶん一生治らない類の性格だ。

 

「きのこたけのこ」ぐらいだったらまだ、しょうもねえな~といった感じで流せるのだが、自分は性的なワードを大っぴらに使われるのがあまり好きではない(なんと言うかこれは説明がすごい難しい、昔記事にしたんだけどそれでもはっきりしない。簡単に言うと、笑いにならない下ネタ、ただ性欲を撒き散らしているような無責任な下ネタがとても嫌いな)ので、例えば「巨乳貧乳論争」とかが出るととにかく何か理由をつけて席を外すくらい嫌いである。ほんとに気分が悪くなる。自分でもこの辺の理由、基準が全くつかめていないから説明しがたいのだが、この手の話はアウトらしい。上に書いたことをヒントにすると、この手の話題は間違いなく笑いにならない。笑いにしたくない。そして男性が男性的な何かをどんどんひけらかしていく絵面がとても気に入らないのである。私も男性だけど、こういう「男性」に振り切った男性ではないと思っている。ここも完全に話が脱線しているのだが、私は「男ーーーーー女」という数直線を用意され、「この中のどこかに○をしてください」と言われたら真ん中左寄りに○をつける人間だと自覚している。セクシャルマイノリティには当たらないのだけど、アンケートや個人情報を記入するときに「男・女」と用意されると少し困ってしまう。……完全に話がどっかに行ってしまった。

 

……なんと言うか、うまいことを言おうと思ったのだけど自分の社会不適合な性格が露呈してしまうようなブログになってしまいました。もっとちゃんとしたことを書きたい。

 

(雑談系の過去記事)

 

 

m4usta13ng.hatenablog.com

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