Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

プロレス初観戦_2018.06.18 KIZUNA ROAD 2018@後楽園ホール(日記)

2018.06.18 KIZUNA ROAD 2018@後楽園ホール

去年の1.4を観てからそれまでお笑いの元ネタにとどまっていたプロレスをちゃんと観たいなと思い始め、今年の1.4から新日本プロレスワールドに入会して視聴習慣が付き始め、そろそろタイミングだろう、ということで初観戦に至った。

ブログに残しておくか、と思ったところで、まともに写真を撮っていないことが判明した。話が逸れてしまうが、私はびっくりするほどイベントごとや旅行などの際に写真を撮る習慣がない。たまにカメラアプリを起動するとだいたいパニックに陥るのがその証拠で、目に直接焼き付けるのが本物、とかなんとか言い訳をし始めるまでが一連の流れになっている。他人に見せるとか見返すとかそういう考えがないんだろうなー、と自己完結はしているものの、やっぱり友達がいないことが原因だと思う。関係ない話。

ということで開演前に唯一撮った写真。新日本は試合中の写真撮影がOKなので尚更意味のわからないものになってしまった。

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なんでこの日にしたかというと、なんとなく初観戦は大会場よりも後楽園がしっくり来ていたのと、対戦カード的にも特別感のあるものではなく、レギュラー感があるものの方がいいな、という理由からだったのだが、チケットを取った後に髙橋ヒロムとエル・デスペラードのタイトルマッチが決定したので、それはそれで運が良かった。

席種に関しても、なんとなく指定席よりは一段階価格が上がるところを取った。後ろの方だったが座ってみると距離感は想定よりも近く、文句の付け所がない満足出来る席に座ることができた。

観戦をしてみると、試合はもちろんだが、その雰囲気に浸った、という感じだろうか。プロレス好きの女性が興味のなさそうな彼氏を連れてきたり、選手の人生まるごと追いかけているような視線の送り方をしているファン、狭そうにしている海外からの観光客、散歩コースの通り道感覚で会場をうろつく年配の女性・・・配信の映像ではなかなか分からなかったディテールが明らかになっていく感覚がある。私は最近から入ったので違和感がないが、選手に対して女性の声援が目立っている。それも特定の選手だけでなく、どっちかというと男ウケ担当に思える選手に対しても変わらず檄が飛んでいる当たり、未だ一般に染み付いているプロレスのイメージとは異なるステージに進んでいるんだなあ、という風に感じる。何より選手一人一人が小奇麗になっている気がする。こういう今までのプロレスとの違いは、若い世代だけでなく自分より一回り二回り以上の人達にもなかなか伝わらず誤解されてしまうことがよくあるのでなかなかヤキモキするところではあるが、現代はどの趣味に関してもそんなようなことは起こっているので、まあ仕方ないのかな、と妥協する他ないことも分かっている。

来場客もプロレスオタクばかりではなく、むしろ私の周りの観客は初心者の方が多かったように感じる(私も含め)。片方が初心者の連れと来ているパターンが多いのか、あれは誰だ、今のは得意技だ、というレクチャーめいた会話が繰り広げられているのも特徴的だった。

そんな周りの雰囲気なので、第1試合:ヤングライオン(新日本の若手は決まってこう呼ばれている。この段階では衣装や使える技が制限されているが、海外遠征や何かのタイミングでキャラクターが形成されていく)同士の試合ではちょっとしたミスに笑いやため息が漏れており、メインまでこれだったらちょっとなあ、と危惧していたが、試合が進んでいくにつれ文字通り会場全体が飲み込まれていき、反射的に声援を送る観客が続出していくという現象を目の当たりにすることになり、これが今勢いのある新日本プロレスかと納得せざるを得なかった。

テレビでは分からないことといえば、座った席が選手の入退場口の直ぐ側だったので、控室からの階段を上がってきて入場口に向かっていく選手が丸見えになっていた。退場際のSHO選手(下写真左)が手を振ってくれたのを忘れない。顔がかわいい。YOH選手(下写真右)もとてもかわいい。

Roppongi 3K

ちなみに、一緒に唯一の友人と観戦に行ったのだが、彼は惜しくもベルト奪取に失敗してしまったエル・デスペラードにハマっていた。テレ朝チャンネルなどで視聴させていた試合の流れから確実に髙橋ヒロムにハマると思ったが、確かにあの日のデスペラード、というか最近のデスペラードには異様な魅力があるように思える。ストーリーに感情移入しやすい状況になっていることもあると思う。それに、マスクを脱がされても相手を突き飛ばしてからゆっくりと何事もなかったかのように被り直すマスクマンはなかなかいないことだろう。なんというか複雑な文脈のなかで繰り広げられている気がする。

次回はいつの観戦になるかはわからない(G1武道館は良い席がなくなってしまったので厳しい、横浜文体とかに足を伸ばしてみようか)が、これっきりになることはおそらくないと思う。ファンクラブに入らないと狙い通りにチケットは取れないかもしれないなあ、とも。

そういえば、当日はわざわざ海外のプロレスショップであるprowrestlingteesからゴールデン☆ラヴァーズのTシャツを着ていったのだが、ケニー・オメガ飯伏幸太ともに欠場だったのでなんなんじゃこりゃ感は否めなかったが、いつか生観戦で観なくてはとも思っている。なんとなくいつまでも新日本にいる確信が持てないものあるが・・・