訪問ありがとうございます。
みんなが悩む「プロッキーの黄色」の使い方
会議の場やファシリテーションの場などで欠かせないものの一つに、「プロッキー」があると思います。プロッキーってなんじゃそりゃ、という方は、こちらの画像をご覧下さい。
はい、これです。これ。油性がマッキーなら、水性はこのプロッキーにお任せ!というくらいに有名かつ有能な水性マーカーです。小中学校で見たことがあるひとは多いはず。会議の場でも、模造紙や紙を使う場面ではこのプロッキーが有効になります。先が角型の芯になっているので、太い線や細い線、誰でもある程度綺麗な字が書けるようになっているために様々な場面で使われていますが、乾きが早い、なかなか消えない、裏うつりしないなどユーティリティの高い一品です。
……しかし、ただ一つだけ、このプロッキーにも深刻な悩みがあります。
それが「黄色」の存在です。
まずはこの画像。
何の考えなしに黄色を使ってしまうと、見えづらくなってしまうという大問題があります。……この画像は背景が暗めなので事なきを得ていますが、明るい照明を使っている会議室、ましてや屋外に出たとき、紙が真っ白のときなどは黄色が全く見えなくなってしまいます。
プロッキーには黄色以外にも色の薄いペンも入っているのですが、黄色以外は見やすくなっています。
8色セットに入っている薄い色は他にもピンクと水色がありますが、この2色ははっきりと見ることがあります。
ワークショップなどの場面で、1人1色ずつプロッキーを配るような場面では、黄色は配らないようにするのが正解です。8色セットがあっても、「7+1色セット」と考えて、事前の備品準備を進めるといいでしょう。例えば、参加者が8人いるときは、プロッキー1セットに加えて単品の黒マーカーを1本持っていくと事なきを得ると思います。
黄色にも使い方はある!!
↑やっぱり見づらい。
中学校の球技大会のことでした。8クラスが分かれてリーグ戦を戦っていたのですが、チームカラーが黄色の4組だけ、白い模造紙に書かれた総当り表の「4」の字が全く見えなかったのです。それってなんだか可愛そうですよね。でもチームカラーは黄色だし、これ以外の色を使うわけには……というときは、こういう使い方をしましょう。
急いで書いたので下手ックソなのですが、黄色で書いた字を黒で囲んでみてください。こうすれば黄色のテイストを残したまま見やすくすることができます。テレビのテロップなどはこのように対策されていることが多いですね。
また、会議や模造紙に発表をまとめるときは、このような使い方もオススメです。
黄色を蛍光ペンみたいな使い方にして、アンダーラインや背景色にします。こうすると文章の強調が簡単にできるのです。強調をするときは赤や青を使ってテキストの色を変えることがありますが、いちいち色を変えていると目がチカチカしてしまうので、このように、同じ色に強調色を乗せていくと文章のリズムを整えることができます。
(マリノスをディスってるわけじゃないですよ!トリコロール万歳!!)
繰り返し言いますが、プロッキーの黄色は文字を書くものではありません。強調や変化をするための色だと思ってください。例えば、マインドマップを作成する際も、幹や枝を黄色でなぞってあげると全体的に温かい雰囲気が出ます。
これで、活躍の場を見失いがちだった黄色にも光が当てられるでしょう!!
参考文献など
ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)
- 作者: 堀公俊,加藤彰
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 22人 クリック: 124回
- この商品を含むブログ (115件) を見る
関連記事……
(報告)学生ファシリテーターします【雑66】 - 大学辞めたい文系のブログ・深夜ジェネレーション
【雑】ぺんてる「Multi 8」が届いた!!! - 大学辞めたい文系のブログ・深夜ジェネレーション