今日まで僕は【2014work】
* * *
壁紙みたいな空を裏返して
予期しなかった赤い雲が肥えて
誤って空想を踏んで
僕の記憶がダラダラと垂れてる
使い道の無い傘を杖みたいに
鳴らして、笑ってなかった今日
を道具箱に仕舞ってさようなら
させてくれないのは、時間の境界
線が消えたから
今日から死ぬまで
此の道を歩き続けたら
何処に着くのだろうか
靴は壊れるのだろうか
今日まで僕は
首を回し迷い続けて
躰から千切れてしまう
明日って今から?
* * *