Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

『Dr.モルック フィンランドからつながる笑顔』の感想

おはようございます。

僕は2019年からモルックという木の棒を投げて木の棒を倒すという遊びを競技志向でプレーしているのですが、今回日本モルック協会の会長である著者が本を出したということで、早速読んでみることにしました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4991234824

全部読むのはめんどい人向け感想

  • モルックがなぜ日本に伝わって、どのようにして現状まで普及したのかの経緯が分かる資料はこれがほぼ初めて(だと思う)
  • 日本の競技志向モルックは独自文化らしい
  • 会長ならびに日本モルック協会がこれから何をしていきたいのかが分かる
  • オリンピック、パラリンピック競技入りの目標があるが、別にそこは目指さなくてもいいのでは、と思った

駆け足であまり整理せず書いてしまったので、この記事をもとに今度配信で喋ろうと思います。

感想(ざっくり)

構成

本の前半は、現日本モルック協会会長である著者の八ツ賀さんが、フィンランド留学生活中に出会ったモルックにハマり、そこから世界大会への出場、日本帰国後もモルックの普及のためにゼロから活動を開始、そこから徐々にコミュニティを広げ、そして2019年のいわゆる森田ブーム(お笑いコンビさらば青春の光・森田さんがテレビなどでモルックを紹介し知名度が大幅に増え、現在に至るまでの経緯を中心に書かれています。

また後半は、現在の日本モルック協会がどのような活動をしているのか、そしてこれからどういった方向性にモルックを展開していきたいのかという協会としての立場と、会長本人としての目標が記載されています。

で、間に様々なサブコンテンツ(技術紹介、フィンランドの風景写真、協会メンバーや関係者、アンバサダーへのインタビュー・寄稿、モルックに関する英会話など)が入っているという構成です。

モルックとの出会いの話

まず2019年からモルックを開始し、休み休みですが5年目に入る自分の視点からだと、前半で書かれているモルックとの出会い~日本での立ち上げの話は興味深く、単純な読み物として楽しめました。このへんの話は人づてに部分的に聞くことはありましたが、整理された活字で読むということでより頭に入ってきました。なので、このあたりの話に興味のある人には結構オススメできます。

著者はフィンランド留学を終え帰国後、なんとか日本でモルックを普及させたいと考えるのですがなかなかうまく行かず、それでも徐々に普及していくというのが2010年代前半の話として語られています。10年前の僕はもちろんモルックなんて知らなかったので、ここから少しずつ広がっていったという事実は大変興味深く読むことができました。ほぼほぼ知り合いだけで始まった日本大会が、先日は鹿児島で200チーム以上の参加という規模になったというのもメチャクチャ面白いです。

森田ブーム

で、2019年に(サンドウィッチマン富澤さんから薦められた)さらば森田さんがモルック世界大会に出場したことをキッカケに爆発的にメディア露出が増えました。この世界大会関連はリアルタイムで観ていて、東京大会をキッカケにモルックにハマった森田さんがみなみかわさん、カナイさんといった芸人仲間とチームを結成、フランスでの世界大会に行くためにクラウドファンディングを開始し速攻で目標達成、フランスでの大会出場や道中を収めたYouTube動画の再生が回りに回って、帰国後はモルックを紹介する芸人としてほぼほぼテレビ・ラジオを一周していたのはまだ記憶に新しいところです。

メディア露出はするたびにモルックコミュニティが浮足立ち、主なところだと「ガキ使」を始めとしたダウンタウンの番組、坂道系アイドルグループ、「ジャンクスポーツ」などが次の大きな起爆剤になりました。

またネット周りだとニコニコ系のゲーム実況者や2.5次元コンテンツのキャスト、ライブ配信サイトTwitch、OPENRECなどの配信者企画などでも使われていて、(モルック勢はこの辺に詳しくないひとが殆どですが)SNSの投稿はこの辺の方々をキッカケに増えることが多かったと記憶しています。

プレー人口が増えるキッカケの9割5分以上はこのへんの芸能人、インフルエンサーといった方々によるものなのは異論ないと思いますが、これらによって興味を持ってくれた方の一部がそのままモルックを続けてくれたのは、地道にモルックを日本で広げてきた人たちや、森田ブーム以後に開始した人たちで初心者や体験者を優しく受け入れていったユーザーひとりひとりの活動によるものなのかな、と理解しています。もしブームがあっても、肝心な道具がないとか大会がないとかだったら離れる人は多かったと思います(森田さんは2020年に森田カップという大規模な大会も開いていて、この部分でも活躍していました。あの大会は芸能人や既存勢、初心者などがごちゃ混ぜになっていてとてもカオスでした)。

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ちなみに僕は上述したクラウドファンディングが目標を達成した後に遊びで追加された「羽田空港にお見送りに行ける」というリターンがある3000円のプランを購入して実際に羽田空港に行きました。一緒にいたのはどちらかというとモルックにはそこまで興味のないお笑い好きのファンのほうが多かったのを覚えています。森田カップで会った人もいましたが、現在まで大会に出たりしているのは自分だけだと思います。

そういったブームからはもう数年が経っているのですが、大きくないとはいえ影響力のある地方のメディアがちょこちょこ取り上げているのを確認しているので、そういったキッカケが各地方でのコミュニティが出来たりチームが出来たりというところのキッカケになっているのかなと思います。ブームの後は結構大変かもなと思っていましたが、なんとかモルックコミュニティだけでも自走できるような状態にもっていけているのは、関わる人個々人の活動の結果なのかなと思います。

日本のモルック競技志向について

本の中で繰り返し書かれているのが、日本のモルックに対する取り組み方は独特であるということです。本場フィンランドでは遊び道具という立ち位置で、日本で言うオセロにたとえていた人もいましたが、オセロも競技として行われているので、「人生ゲーム」あたりがより近そうかなとも感じました。まあフィンランドでも競技モルックは勿論存在しているので、オセロでも良いですね。ここは大した議論じゃないです。

話がソレましたがフィンランドではそんなに競技志向というイメージはついていないというのが書かれています。日本でも遊びとしてカジュアルにやる人もいますが、多くの人は(大会じゃなくても)割りと真剣に考えながらプレーしているので、日本とフィンランド(など)ではかなり異なる発展の仕方をしているそうです。

このへんは結構重要な話だと思っていて、現在様々な大会で整備している「競技としてどのように成立させていくのか?」という論点について、フィンランドなども確固たる答えを持っていないということです。つまり、細かいルールや競技としての公平性を作っていく作業は、日本コミュニティが率先しないといけないということになります。世界に合わせて順応していくという方法が取れないので、色々試していって、その結果をフィードバックした上で世界に提案しないと行けない、ということになります。

これから何をしていきたいのか

著者の言葉や協会メンバーなどの言葉から、これからモルックをどのような方向性に発展していきたいのかについてうかがい知ることができます。最も分かりやすいのはオリンピック・パラリンピックに競技として採用されることが挙げられていますが、その他にも福祉や親子・家族関係の成熟にモルックを利用すること、ビーチモルックなどといった案が登場しています。

また、著者は日本モルックの代表者として、健全なかたちでコミュニティを発展させていきたい意思を明記しています。この記載はかなり安心しました。たびたび僕のブログでは、モルックの大会を行うにあたりグレーな行為があった、あるかもしれないということを記事で取り上げていますし、ここ1年の話だとネットワークビジネスへの勧誘行為の入り口としてモルックが利用されていたという話もあったりと、人口が広がることによるリスクというのも拡大しているといった課題があります。それらに対して毅然とした姿勢を示していること、法務の面も整備しているといったアピールは安心材料になります。

今年の世界大会を協会が現地配信していた際に選手を差し置いて前に出ていた会長でちょっと不安だったのですが、このあたりの姿勢を明確にしてくれることは好印象でした。

感想を踏まえての言いたいこと(自由)

本の感想はだいたいここらへんまでにして、後は本を読んだ上でのあれこれを自由に書きます。

情報発信の重要性

本を読むことによって初めて知ること、時系列が整理されたうえで知る情報がかなり多くありました。これはこれで有益なのですが、裏を返せば本を読まないと分からない、得ることができない情報がたくさんあるということが言えます。

で、シビアな言い方をすると、今回のような情報は本以外の媒体でもガンガン出して行って良い情報だったなとも思います。動画を中心としたインターネット、協会としてのネット記事・コラムのような形式で連載していっても面白いと思います。書籍だと購入して読む人は限られてしまうので、書籍だけだともったいないとも感じます。

モルック協会にはyoutubeチャンネルがあるので、これをどんどん活用して行って、今回の本に書かれていた話や、これからどんな企画をしていきたいのか、5年後10年後にはどういった状況になっておきたいのか、次の大会はこんな感じになりそうだとかの話を定期的にしていく機会があると良いと思います。

…と書きましたが、おそらくモルック協会はそのあたりの情報発信がそこまで得意ではないのかなと感じます。大会情報は突如発生することが多いし、HPに公認団体のイベント情報は乗せるけどSNSには出さないのでなかなか見られることがないなど、まだまだ出来ることがたくさんありそうです。

今年の世界大会に関しても、出場するチームや選手のインタビューや紹介、海外の強豪がどこなのか、日本時間のいつになんの試合があるのかと言った情報整理を予めしてもいいし、ライブ配信も特に準備されていた感じはしなかったので、日本と通話や画面共有をつなぎながら、スコアや情報整理は日本の配信環境に任せて見やすい画面を作るなどの対応は事前に準備しておけば出来たのかなと思います。1年で最も大きなイベントであり、アピールのチャンスだったので少し寂しく感じました。また、これは世界大会に限らないのですが、ライブ配信のアーカイブを再編集して試合ごとに切り出した動画を別途公開したり、アーカイブとして見やすくしておく対応は今からでも出来るのでやって欲しいです。

とまあこんな感じで情報発信は「発信するぞ」という意思だけではなかなか出来ません。自分も素人ですが、何を発信すれば良いのか、何が求められているのかを客観的に分析して整理するのは、感覚だけでは不可能だと思います。欲しい情報が何かを判断するといった作業が必要です。

(僕がやった失敗だと、大学サークルにいたとき毎週「ミーティングをしました!」という内容のブログ記事を挙げていたことですね。見る人にとってはミーティングをしましたとか準備をしました、動画編集をしています!なんて情報としてまったく必要無いんですよね。大事なのは自分たちが何をする団体なのか、これから何をする予定なのかといった具体的なものだったことに気づいたのは就職してからでした)

そういえば本の中で「全国大会のために予選大会を経た構成をする」といった旨の記載がありました。これがいつ頃実現するのかは不明ですが、現状の情報発信能力だと、おそらくいきなり予選構成の仕組みや構成に関してリリースして、ユーザーが大混乱に陥るのは目に見えています。重要な情報に関しては徐々に展開して様子を伺うなどの立ち回りも必要になっていきます。よくよく考えたら、例えばサッカーをしている全ての人がサッカー協会のHPにアクセスするかといったらたぶんそうではないと思いますし、モルックにおいてもそれは言えると思います。モルック側がユーザーに新鮮な情報を展開していくための仕組みも必要です。

とこんな感じで結構難易度があり、自分もあまり知識を持っていないので、まずは「やり方を知っている人に聞く」のが早いと思います。

あと、組織でありがちな5年後10年後の目標みたいなのは、近い組織で言うと日本ボッチャ協会のHPがかなりわかりやすかったので参考になります。

アーカイブを残す

情報発信とセットになるのが、記録を残していくことです。こちらについても協会のアーカイブ管理は十分とは言えません(まあマンパワーが足りないのは多分そうなので難しいところなのは理解しています)。過去の大会・活動の動画、大会の結果、どういったチームや選手がいるのか、戦術面ではどのような発展をしていったのか、普及の観点ではどのような活動をしていったのか、普及活動の規模など、後で引っ張り出そうと思えば探せるような状態に貯め込んでいくというのは重要な作業だと思います。

僕は非公式的に今年からモルックの大会や体験会、練習会などといったイベントの情報を集めてカレンダーとして公開する活動をしていますが、コレをやって初めて1ヶ月間に150件以上のイベントが情報公開されSNSにあがっていることが分かりました。こういうエビデンスはアピールの際にも使えるようになります。

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本当は大会結果や選手情報、チーム情報、移籍やスタッツ、技術Tips動画など収集していきたいデータがたくさんあるのですが個人の力だとなかなか手が出ないのが現状です。

競技として成立していくために

上に書きましたが競技としてのモルックの理想像はまだ存在していないことがわかったので、日本コミュニティが率先して整備を進めていく必要があります。結構大変だと思います。

現状のモルック大会は、既存の参加者は慣れっこですが客観的にみれば歪なバランスにあります。

まずは大会ごとに試合参加者(チーム)が違うことです。2チーム戦だったり3チーム、4チーム戦だったりします。場合によっては同じ大会内でも予選やトーナメントのラウンドごとにチーム数が変わります。よくよく考えると、そんなスポーツ競技は他にあるか?という疑問に当たります。麻雀でも大会の途中で三麻になったり四麻になったりしたら大変なことです。まあモルックはそこらへん自由に調整できてしまうから良いのですが、本格的に競技性を高めていくのであれば、「競技だったらNチーム戦だよね」というスタンダードを決める必要があります。おそらく公式大会の動向だと2チーム戦に絞っていきたい意思は感じるので、どこかでルールとして乗っかるタイミングがあるのだろうなと予測しています。

あとは決勝以外で審判がついていないということです。これも他の競技からするとあまり聞かない話なので要対応です。現状は審判の絶対数が足りないし大会スタッフも十分では無いので、負け審(前の試合に負けた人がそのコートで審判を務める)など他のスポーツの大会などで採用されている制度を流用していくべきです。

さらにはルールブックを限りなく具体的な記載にしていくことです。現状でも具体的な記載はありますが、最終的には誰が読んでも一様な理解が出来るような記載にしていくことが求められます。また、ルールブック本編はおそらく読みやすさよりも厳格さが優先されるので、別途、図式やビジュアルに訴えかける読みやすさに重きをおいたガイドラインを用意することで、コミュニティ大会運営者や参加者ひとりひとりへの普及を進めていくべきです。現状はルールブックは協会HPの片隅に置かれている状況なので、本当に興味がないと読まない状態にあります。

また、反則関連だとよく「スポーツマンシップ」という言葉がスポーツ一般に広く登場しますが、これについても具体的にスポーツマンシップを定義していく作業は必要です。なぜならスポーツマンシップの理解は人によって異なるし、例えば競技ごとでもその理解は変わるでしょう。ガッツポーズをしたら得点にならない競技もあれば、相手をあおり挑発することが咎められていない(むしろ盛り上がりの一環としてファンに受け入れられている)競技もあるため、一概にスポーツマンシップという言葉を使っても何も解決しないからです。

他にも、大会運営と選手は兼務できないような方向性にする、競技におけるコートの大きさのスタンダード、審判ライセンスの普及といった課題もあります。審判ライセンスに関しては、現状はオフラインがメインの講習会を経て発行される形式を取っていますが、普及のスピードを上げたいのであれば、例えば、審判制度についての資料や教材はオンライン上で誰でもアクセス出来る状態にし、これまたオンライン試験問題や面談などを通じてライセンスを発行する、という形にすれば場所や時期を問わずライセンスを得ることが可能になりますし、ライセンス自体には興味がない人も審判に求められるものが何なのか、どのように試合を管理していけば良いのかを理解する機会を簡単に得ることが出来ます。

似たようなことを以前の記事でも書いてモルック協会に問い合わせているのですが、残念ながら3ヶ月以上返信がないのでどうなるかは分かりません。

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まあゼロからルールや大会運営のスタンダードをつくるのはかなり難しいので、まずは色々な他競技から利用できそうなパーツを集めていく作業から始めれば良いと思います。

オリンピック・パラリンピックは必ずしも目標なのか

コレに関しては個人の意見が強く出るのでアレですが、オリンピック・パラリンピックの競技としてモルックが採用されたい、という目標は立てなくても良いと考えています。

理由はいくつかあって、まず採用されるのがかなり難しいということです。オリパラの競技になるためには、多くの国や地域でそれがプレーされていることが必要になります。現状はまだまだほんの一部の国での普及、さらに競技性のあるプレーはもっと少なくなるということで、日本で盛り上がるだけでなく海外に向けて普及活動をする必要があるということが、大きな壁になると思います。

次に4年に1度しか注目を浴びるチャンスがないということです。せっかく採用されたとしても、実際に競技が行われ注目を集めるのは4年に1回という頻度でしかありません。その際はかなり盛り上がるかもしれませんが、オリパラの時期が終われば多くの人の記憶から消えて言ってしまうのが正直なところです。私達モルックユーザーが、オリパラの他競技についてどれくらい憶えているんだということを振り返ればだいたい分かると思います。実際、オリンピックで盛り上がったアマチュアスポーツ、ややマイナー寄りなスポーツは、オリパラでブームになって大盛りあがり、というよりはその時期以外は地道で堅実な活動をしているイメージが強いです。

そのため、4年に1度の爆発力に期待すると言うよりは、自分たちが主管となっている大会やイベントを順調に成長させていって、その結果として採用されたらラッキーだねくらいの姿勢で良いんじゃないかなと思います。なので採用そのものを目標にしなくて良い、ということです。

3つ目に、利権が絡んでくる懸念です。オリパラに採用されるということであれば、間違いなく政治家や権力者・団体といった存在とかかわることになると思います。その結果協会を始めとしたモルックユーザーが自分たちで扱える権限や範囲が狭くなる可能性があり、それが理想的な展開となるのか、というのはじっくり検討したほうが良いです。やっぱり自分たちで大会やコミュニティを扱っていきたいよねということになれば、オリパラというのは相性が悪いかもしれません。

最後に、オリパラの人気がこのまま継続するのかといった懸念があります。インターネットが普及しそれに伴う文化が成熟していくことで、人それぞれが異なる趣味を自由に持てるようになりました。動画一つを取ってもどの媒体で観るのか、何を観るのかといった選択肢が爆発的に増加しています。ライブ配信で1万人以上が同時視聴している配信者について、他人はまったくその存在さえも知らないということは珍しくなくなっています。こうした状況でマスメディアが主体となっているオリンピック・パラリンピックが持っている「いろんな競技がいっぺんに観られます」という強みが薄くなっているような気がします。趣味を自由選択できることが当たり前になった環境下では、別に自分の好きな競技だけ観れば良くない?という話になるからです。

と色々書きましたが、日本にとってはまだまだオリパラの威力は大きいと思います。毎回それなりに盛り上がるので、その力を借りるというのは方法の一つとしてアリだと思います。ですが、繰り返しになりますが活動の軸は自前の大会やイベントに注力して、結果として採用されたら良いよね、という姿勢を取るのが理想的です。

最後に

自分の意見も書いたので話がそれていますが、本自体は面白く読ませて頂きました。1日あれば読める分量だとは思います。なんなら貸します。とはいえ別にモルックユーザー全員が読むべきバイブルだ!とまでは思いませんでした。別に知らなくても問題ない情報といえばそれまでです。

これからの日本モルック協会の情報発信や健全な発展を祈り、僕は僕でリーグの運営や動画配信、実況解説などの活動をしていくつもりです。

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っていうのを書いているうちに「自分が買った本に全国のプレーヤーのメッセージを書いてもらおう」などといったウェットで変な宗教臭いことをやろうとしている人がいるのをSNS上で見てしまい、どうしてこう毎回よくわかんない方向に行くのかなとは思いました。まあ人の好き好きなので…