Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

全国モルック大会イベントカレンダーの目的を説明し、協力のお願いをします

全国のモルックファンのみなさん、おはようございます。haruspring_joktです。

今回は、数ヶ月前からこっそり始めている「全国モルック大会イベントカレンダー」について、なぜ始めたのか、何をしているのか、ゆくゆくはどうしていきたいのか、といったことを書いていきます。

単にイベントを集めて書いているだけと思いきや、(ゆっくりですが)成長させていきたいと思っている活動の一つです。

今日書くこと

  • 活動内容
    • 全国のモルックに関するイベントをかき集めてなるべく全部書く
    • 公式・非公式問わず書く
    • 具体的な更新手順やフォームによる情報提供のお願い
    • カレンダーが現状対応していないこと
  • なぜ始めたのか
    • 新規ユーザーの利便性のため
    • 履歴として残すため
  • ゆくゆくはどうしていきたいのか
    • HP・アプリ化
    • 共同編集できるようにする
    • カレンダー以外の情報も集めて集約する

活動内容

まずは、この「全国モルックイベントカレンダー」について、何者なのかというのを説明します。

その前にとりあえず現状稼働しているGoogleスプレッドシートのURLと、Twitterアカウントを貼っておきます。

docs.google.com

https://twitter.com/molkkycalendar

全国のモルックに関するイベントをかき集めてなるべく全部書く

「全国モルックイベントカレンダー」は、その名の通り全国のモルックに関連する大会、リーグ戦、イベント、練習会、体験会などの予定をなるべく全部集めていこうという取り組みです。本当にこれだけで、シンプルな活動です。

現在は、私一人で収集活動をしていますが、立ち上げのときに数名の協力者の方々にSNSでの拡散をお願いしたり、主催者側から情報提供してもらう方法でも情報を集めています。

公式・非公式問わず書く

この「全国モルックイベントカレンダー」は、公式大会や公認大会、またはそうでない大会などの区別に関係なく、または参加者数や規模の大小も関係なく、とにかくSNSやインターネット上で見つけるものができたイベントはすべて収集の対象にしています。

(一部、大学のサークル活動など、参加者や参加資格に限りがあるもの、公開されている場以外の練習会(DMや鍵アカなどで見つけたもの)といったものは見つけても掲載の対象外にしています)

日本モルック協会の大会・体験会一覧では、その立場上どうしても非公式のもの(公認団体や友好団体でない枠組みによるもの)は載せることができません。これは仕方のないことだし、そうあるべきだと思います。ですが、そのままだと、非公式の集まりはどうやって見つけていけばいいのか?という問題が発生します。そのため、そういったものを区別なく、とにかくたくさん集めて一覧化してしまおう、というのがこのカレンダーの立場です。

具体的な更新手順やフォームによる情報提供のお願い

では、どのように情報を集めているのか?ということについても書いておきます。かなりシンプルで地道です。

ハッシュタグによる検索

まずはTwitter検索で #モルック で検索し、最新の投稿から探し、イベント告知に該当するものを探します。

カレンダーのアカウントでリツイートしているものは、実際に私が見つけたイベントで、この数日後くらいに実際にシートに記入することが決まっています。

これの弱点はハッシュタグがついていない投稿を拾えないということですが、単に モルック で検索すると膨大な投稿を漁ることになってしまうので、妥協しています。

特定のアカウントのRTを見る

上で拾えなかったものは、よくイベント情報をRTしている他のアカウントの履歴を見て、自分が拾っていなかったものがあれば追加していく、という形で補完しています。他人の作業に乗っかっているのでアレですが、結構精度が上がるので助かっています。

ちなみに、インターネット上で発見したイベントについては、「あまり詳しく書きすぎない」ことを意識しています。カレンダーの記載内容と実際のイベント内容に差分が発生してしまうことを避けるためです。また、誤解が生まれるのを防ぐために、私のほうで勝手に「たぶんこういう段取りなんだろなー」という想像を勝手に付け加えないようにします。機械的に文字列を拾って、そのままシートにコピペする感覚です。

主催者や関係者による情報提供をもらう

さらには、イベントカレンダーでは情報提供用のフォームを用意しています。これが2種類あり、好きなほうに記入してもらい送ってもらうことで、私がそれを元にカレンダーに追加していく、という形です。

一つは通常版と言い、カレンダーの項目に合わせて、日程、場所、主催者、エントリー方法、大会であればルールや人数、参加費などといった項目を(決まっていれば)書いてもらう、というかっちりした形式です。

forms.gle

もう一つはフリーフォーム版で、項目別になっておらず、自由な書き方で送れる方法です。あんまり詳細が決まってないんだよなー、という場合やちゃんと書くのが面倒なときはこちらを使ってもらうのが楽だと思います。

forms.gle

こんな感じで、情報提供をしてもらうとこちらとしても記載がしやすくなります。実は全体の5%弱がこの情報提供によるものなので、かなり助かっています。

カレンダーが現状対応していないこと

カレンダーは現状、「逐一情報を更新する」というのが難しくなっています。SNSの投稿が情報収集のベースなので、もし日程が変わっていたり、参加費やエントリー締め切りが変わっていたりしても、その更新に関する投稿がないと検知できず、カレンダーには古い投稿が残ったままとなる可能性があります。実際に何件か発生しています。

正直現状の対応方法では更新を検知するのが難しいので、利用する場合は必ずソース欄のURL(SNSの投稿や主催者のHP)を参照し、最新の情報がどうなっているのか確認をしてください。

なぜ始めたのか

では、なぜこんな活動を始めたのかというのを一応書いておきます。だいたい想像はつくと思いますが…

新規ユーザーの利便性のため

一番大きいのは、新しくモルックを始めたい、モルックを始めてみて試合をしたり他の人と練習がしてみたい、という状態のユーザーに対して便利に使ってもらいたい、という思いがあります。

例えば大会に参加するとなっても、最近はエントリーをすぐに送る、というのが定番になっています。エントリーが開始してから5分10分で定員に達するという、ライブ主催者なら嬉しいような現象が割りと当たり前に起こっています。

主催者や既存のプレーヤーには嬉しいかもしれませんが、大会にでてみたいなー、と思い始めた初心者ユーザーにとっては大変です。ただでさえどうやってモルックの大会情報を得れば良いのか調べるのが一苦労なのに、見つけたときにはすでにエントリー終了…なんてことが1回だけでなく何回もつづいてしまうと、せっかく生まれたモチベーションがなくなってしまってもおかしくありません。

そういったときにこのカレンダーに情報集約し、エントリーの方法や主催者のSNSアカウントなどを貼っておくことで、エントリーレースに間に合うようサポートしていければ良いと思っています。

まあ、そもそも先着制を見直すべき時期に来た、というのもあります。これまではコミュニティが小さかったのですぐに大会参加が確定する先着制が参加者にとって適していたかもしれませんが、新規の実質的な締め出しに繋がりかねない制度でもあるので、改善のタイミングに来たといっていいでしょう。

個人的には、抽選制にするだけでなく、参加者の1割から2割程度の「初参加優先枠」を設けるといった対応をしてもいいと考えています。もちろん既存のコミュニティの仲間が大切という気持ちもわかりますが、コミュニティ全体を維持するのは、「どれだけ新規のユーザーが参加し続けてくれるか」という要素も重要です。

履歴として残すため

もう1つは、イベントがあったことを履歴として残すためです。

個人的な感想ですが、大会が終わった後はなんかあっさり記憶から去っていくような感覚があり、少し寂しさを感じていました。そうして、振り返ろうと思ったときにいつどんな大会やイベントがあったかを探すのが難しく、アーカイブ性が弱いと思っていました。

そこでこうしたカレンダーを残しておくことで、過去にこういう大会があったことを振り返ることができます。こういうのは写真みたいなものだと思っています。イベントの数を後で数えて、全国にこれだけのイベントがあったんだ、とモルック自体の盛り上がりをアピールするためにも使えるようになると思います(2023年はすべて記録していないので完全な数字ではありませんが)。

また、感情的な部分以外にも、履歴を残しておくことで、1年の大会参加スケジュールを立てるときに、「この大会は去年X月にあったから、今年もだいたいこの時期だろう」といった感じでなんとなくのアタリをつけ、ざっくりとした予定を立てることができます。

他には、

  • 大会主催者が新規の大会を計画するときに、他の大会と被らないようにできる
  • 予定がないときに行きたい練習会を見つけることができる

などといった利用方法もあります。

ゆくゆくはどうしていきたいのかということと、協力のお願い

こんな感じでカレンダーを作っているのですが、ゆくゆくはどうしていきたいのか、についても説明します。

HP・アプリ化

現在はスプレッドシートで作成していますが、正直見やすさについてはたくさんの課題があります。あまり見やすいものにはなっていません。

スプレッドシートは情報を集約して蓄積する、という作業には向いていますが、多くの人に見てもらうのにはあまり適していません。そこで、Webページやスマートフォンアプリといったものができ、専用の画面によって見てもらうことで、項目を絞ったり、検索機能がついたりすることでかなり利便性が高まると思っています。

ですが、現状私個人のキャパシティではなかなかそういったフェーズに手を出すことができません。勝手にやっていてアレですが、「モルック関東プライムリーグ」やYouTubeのモルック動画を作ったりする(趣味ですが)作業をしているので、なかなか作業時間が取れないという状態です。

そこで、HPをつくってみたい、アプリを作ってみたい、という方がいらっしゃったら、データは自分が持っているので、APIとかでこんな感じで連携しましょう、こういう項目がほしいですね、みたいな話ができると思います。

または、現状のスプレッドシートと無料のGoogleサイトだけでも、ある程度の画面が作れるような仕組みを知っている方がいれば教えていただけるだけでも助かります。JavaScriptとかでちょこちょこちょこ~、みたいなイメージです。

見やすさが上がることによって一気に便利になると思うので、ここはいずれ手を出したいところだと思っています。

共同編集できるようにする

現在は作業者が私個人になっていますが、いずれはwikiのように共同で編集できるような状態にしていきたいと思っています。私のモチベーションがいつまで続くのかというのは自分自身でもわからないので、やめたくなる前に自分がいなくなっても大丈夫な状態にしていきたいと思っています。

ただ、現状のシートの仕組みだと、ちょっと複雑なルールやオレオレルールが存在してしまっているため、現状では難しいと思います。このへんも、フォームやAPIを使って安全に更新できるような仕組みが必要なのかなと思っています。

カレンダー以外の情報も集めて集約する

ここはかなり遠い話かもしれませんが、カレンダー以外の情報を集めていきたいと思っています。具体的には、以下の情報が欲しいです。

  • 試合結果
  • 出場選手、成績
  • チーム情報、チームの移籍、新規選手の動向
  • 動画のURL
  • 主催者、団体情報
  • 投擲1つ1つのデータ、個人およびチームのスタッツ

極端に言えば、大会の1つ1つの投擲と、その結果についてまで細かいデータが収集できるようになるのが目標です。

ですが、これはかなり遠い道のりなので、まずは各大会の優勝者・決勝進出者といったものが集められればと思います。

私がモデルケースとして想定しているのが、eスポーツの大会情報をくまなく集めている「liquipedia」というサイトです。

https://liquipedia.net/

eスポーツに関心が無い方はもちろん知らないと思いますが、私が上で書いたような、大会や各試合の結果に関する情報がくまなく書いてあるサイトであり、wiki形式で共同編集できるという魅力もあります。

例えば以下のページについて説明します。

https://liquipedia.net/valorant/VCT/2023/Masters

これはあるゲームの世界大会のページなのですが、ゲームを知らない方でも、なんとなくトーナメント表や試合結果、最終順位、どのチームが出たのか、各国のネット配信はどこで行われたのか(youtubeやTwitchのリンク)などといった情報が乗っていることがわかると思います。これだけでもかなり有益なアーカイブといえます。個別の試合をクリックすると、細かい成績や、どの選手がどのキャラクターを使っているのか、といったそのゲームが好きなら欲しい情報はくまなく記載してあります。

さらに、たとえば適当なチームをクリックすると、そのチームのページに飛び、チームの拠点、所属選手・スタッフ、過去の大会成績、過去に所属していた選手の移籍の履歴、SNSやHPのリンク一覧などが載っています。

こういったことを、完全ではありませんがモルックでもやってみたいな~と思っています。まあ途方もない目標ではありますが、まずは今のうちにこのページの情報源となるデータを集めていこう、ということでカレンダーの更新を日々行っています。

こういうことに興味があったり、たとえばエンジニアを目指していて就活のアピールに使いたい、という学生の方がいれば連絡をしていただければと思います(結構本格的なサービス製作になるので、アピールにできると思います)。なお報酬や見返りと言った点に関しては完全ボランティア、運営にかかるクラウドサービスやドメインの利用料などがなんとかクラファンで賄えるかもな~くらいで、人件費というのは難しいですが、そこもご理解お願いいたします。まあいっちゃえば趣味です。