Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

もしモルックで恋愛企画をやるならこうする

全国のモルックファンのみなさん、おはようございます。Mölkky clan jaja patatasのharuspring_joktです。

最近は真面目な記事が多かったですが、今回はふざけたものになるので、テキトーに読んでください。

はじめに今回書きたいことを簡潔にまとめます。

今日言いたいこと

  • モルックの恋愛企画があるらしい
  • 恋愛企画は大変だと思う
  • もし自分がやるならこうする(で、やっぱり大変だなと思ったので実行はしません)

モルックの恋愛企画があるらしい

最近(数週間前)、とあるモルックのyoutubeチャンネルが開設されました。

まだ動画は投稿されていないものの、すでに100人以上登録があり、(モルックのチャンネルにしては)好調なスタートを切っています(スタートしたと言えるのか?)。

そんなチャンネルが企画として公開しているのが、恋愛企画。

詳細は分かりませんが、2023/07/01現在も参加者を集めており、近々その参加者を集めて撮影を行う予定があるそうです。

確かに、モルックのコミュニティでは何組かモルックを通じて知り合ったカップルが(誰とは言いませんが)誕生しています。なので、それを企画としてやってしまおう、というのは切り口としてはアリだと思いました。

恋愛企画は大変だと思う

ですが、恋愛企画、youtube上でやるのでおそらく恋愛番組のような雰囲気で考えているのかもしれませんが、これを専門の演出家やスタッフの手を借りずに成立させるのはけっこうな難関だと感じました。なぜそう思ったのかを箇条書きで述べると、

  • 参加者の人となり、他の参加者に対する印象や心情について、第一印象から途中での気持ちの移り変わりをわかりやすく見せ、視聴者に共感してもらう「見せ方」をしないといけないから
  • 昨今は一般人もSNSを通じて批判や誹謗中傷されてしまう時代で、もしそうなったときにスタッフ側が参加者を守ることができるか、もしくはそうならないように柔らかく表現することができるか
  • もし成立したカップルが別れたらどうするのか(どうしようもないかもしれないが、狭い界隈なので影響を受ける人が多いかも)

といったところが理由です。特に1番目が大事で、視聴者に参加者がこういう人なんだ、という理解をしてもらって、この人を応援したい、とかこの人とあの人がカップルになって欲しい、という応援の気持ちを持ってもらえないと、最終的に「なんかよくわからんけどこのカップルが成立したんだ、へー」という薄い感想になってしまいます。

恋愛番組にはよく相関図が登場しますが、いい感じに視聴者に説明ができている番組だと、実際に相関図が登場する前にすでに視聴者は参加者同士の関係や「誰が誰をどう思っている」という矢印の内容をだいたい理解していて、相関図が登場するときには「そうそう、そんなかんじだよね」という「おさらい」ができるようになっています。

もしこの説明がうまくいっていない状態で相関図が出ても、「え?ここってそんな感じだったの?」と違和感を与えることになってしまいます。なので、参加者同士の関係性をそれとなーく示していくのは、やはりそれなりの技術やノウハウが必要なんだな、というのは素人の自分でもなんとなく想像がつきます。

なので恋愛企画は大変だと思います。でも成立したらすごいですね。

もし自分がやるなら

まあこんな感じで考えていたら、かつて子どものときに見ていた恋愛番組のあるあるとか懐かしい感じがよみがえってきて、妄想が膨らんだので、供養の意味も込めてここにプランを書いていきます。

なお、僕は色々考えた上で「こんなの素人にはできっこない」と考えました。なので実現はありません。

初回、登場シーン

今回は、男性3人、女性3人の6人でやろうと思います。

(もしLGBTQや、既存の枠組みにとらわれない価値観を持っている方がいましたら申し訳ありませんが、今回は構想を説明するために仮にこう、という話で進めています。個人的には、多用な価値観を持った参加者が集まるのは、現代的でストーリーにも立体感が出て素晴らしいと思っています。)

参加者はとある場所に集合するよう連絡を受けており、自分の他に誰がいるのか、何人なのかという情報も知りません。さらにはモルックを練習したり動画を見て予習したりしないようにも言われています。

個人的には、他の参加者が誰かわからない、というのが重要です。さらには、参加者は全員15分刻みで別々の集合時間をしらされているので、1人ずつ登場することになります。

最初に登場するのは男性です。不安そうに歩いてきて、「俺が1番か…」とつぶやきます。

(番組なので、参加者には独り言を声に出してもらうよう事前に指導しています。これで画が持ちます。)

登場したところでこの男性Aさんの紹介VTRが流れます。

ナレーション「最初に登場したのはこの方」

A「Aっていいます。千葉県出身で、いまは26歳です」

ナ「都内の大手企業で営業職に務めるAさん。さわやかな笑顔が印象的ですが、高校時代や強豪の野球部で汗を流していました」

(高校時代の写真は必須)

A「本当に野球しかしていなくて。今は会社員ですが、今度は仕事ばっかりになって、気づいたら他になんにもしていなかったな、というのが、仕事に余裕が出てくるようになってきて考えるようになったんですよね」

ナ「Aさん、運動神経だけではなく―」

A「大学ですが?ええと…慶応です。まあそんな大したことはないですよ(ここでちょっと嫌味な感じが出る)」

ナ「学生時代はマレーシアへの留学や、アフリカでのボランティア活動など、積極的に行動しその経験が今につながっているそうです。そんな彼がモルックに出会ったのは…?」

A「数ヶ月前に芸能人がモルック対決しているのをテレビでみて、そのときちょうど体を動かしたいなと思っていたので、これだ!ってなりまして」

A「すぐにAmazonでセットを買って、翌日には届いて。週末まで待てなくって、家の中でとりあえずピンを並べちゃったりしてました(笑)(ここでスキットルではなくピンといっているという初心者感を出す)」

ナ「すっかりモルックの魅力に取りつかれたAさん。では、なぜ今回の企画に?」

A「今まで何回か恋愛経験はあったんですけど、趣味が一緒ってことはなかったんですよね。なので、一緒の趣味で週末はでかけて、っていうのにすごく憧れがあって。この企画なら見つけられるんじゃないかと思って、参加を決意しました」

こんな感じで参加者がどういう人なのか?をシームレスに演出します。

なお、集合場所は屋内の練習場を想定していますが、ここにはすでにモルックセットと、モルック棒が数点、そしてカラーコーンや小さいゴールネット、ルールブックなど、練習に使えそうなグッズが置かれています。

とくにこれらをどうしてください、という指示はしませんが、もし参加者が気を利かせれば、先にモルックセットを並べて準備をしたり、これどうつかうんだ…?と考察をしたり、ルールブックを読んで他の初心者に教える準備をするかもしれません。そうしたら視聴者からみて好印象、Aさんを応援したい!という気分になります。

10分ちょっと経つと、次の参加者が登場します。次は女性がいいですね。

ここで大事なのが、女性(Dさん)が登場したときのAさんのリアクションです。ここまで1度も顔も見たことがなければ、どういうひとなのかという情報もありません。なので純粋なリアクションを観ることができ、「あ、Aさんにとってはタイプなのかな」とか視聴者は予想することができるわけです。誰が参加するのか?というのは、恋愛企画にとって1つ目の大きな山なので、ここは絶対に逃さないようにします。収録前の打ち合わせですでに顔を合わせている、というのはNGです。

(某チャンネルではすでに参加者がSNSで発表されていたので、視聴者も参加者も分かっている状態で開始します)

女性が登場して軽い挨拶をしたところで、例のごとく紹介VTRに移ります。全員分書いていると終わらないので省略しますが、職種や立場も様々な参加者が集まった!という感じにしたいです。

ルール説明

そんなこんなで参加者が揃った後は、ここで初めてMCが登場します。(ここまでは参加者の他にはカメラ以外だれもいない状態にして、ナチュラルな反応が出るようにつとめます)

MCが、今回の企画ではあるチャレンジをしてもらうことを述べ、ルールを説明します。ルールはだいたいこんな感じです。

  • これからみなさんには、2週間モルックのルールをおぼえ、練習をしてもらいます
  • 2週間後、みなさんのなかから代表者のひとりが、あるモルックプレーヤーと対決をしてもらいます
  • どのような練習をするかは自由ですが、 今日と来週の練習日、そして対決の日以外は、参加者同士で集まったり、連絡を取ることはできません
  • もし勝利できれば、商品としてディズニーリゾートホテルのペアチケット宿泊券を差し上げます

というのがざっくりとしたルールです。対決は1セット勝負とかにして、もしかしたら勝てるかも感を出します。

そして誰と対決するのか?ということで相手が登場します。別にだれでもいいですが、レベルの高い選手が良いです。

登場後はMCが、選手について紹介します。DHCばりに〇〇大会第1位、✕✕大会優勝、などをこれでもかと羅列します。

これによって、商品で沸き立っていた参加者が、一気に青ざめてしまいます。いや勝てるわけ無いだろ、って話ですよね。

重い空気が流れる中、説明が終わり、MCと対戦相手は足早に立ち去ります。

練習風景

ここからはほぼすべてが参加者に委ねられ、スタッフはなるべく介入しないようにし、自発的に動いてもらうのを待ちます。

どうしよう、という雰囲気のなか、一人が「とりあえずモルックやってみない?」と提案します。参加者のなかにはモルックをほぼ知らない、という人もいるので、まずはすでに数回プレーしている人がルールやだいたいの流れを説明したりします。

対決のことは忘れ、なんやかんや楽しくプレーしたり、雑談をしながらお互いのことが少しずつ分かってきたりします。こういうときにも、自分から積極的に動いたり、スコアをつけたり、飲み物を買いに行ったり、外しても盛り上げたり、と性格が出てくるんじゃないでしょうか。ここらへんを見逃さず撮っていきます。

そんなこんなで練習時間が終わりそうになるのですが、その間際、やはり対決の話になり、誰を代表にするのか、どう代表を選ぶのか、という話で重たい空気になります。

しかし、とりあえず来週まで各々練習してこよう、という話になり落ち着き、1日目の練習は終了します。

参加者インタビュー

ここからは参加者のインタビューです。第一印象や気になっている相手、ライバルは誰になりそうか、などを聞いていきます。

Cさん「Dさんがすごく明るくて、みんなを盛り上げているなーと感じました。気遣いもできる人なんだなって印象ですね」

とCさんがDさんにアプローチか?と思わせておいて、

Dさん「Cさんはあんまり話さなかったので、どういう人かはよくわからないんですよね…悪い人ではなさそうですけど…」

と、残念ながらDさん側はそんな響いておらず、視聴者はそのズレを楽しむわけです。

自主練習

ここからは各々の自主練習。仕事中もモルックのことが気になっていたり、夜に一人公園で練習していたり、独自にSNSを辿ってモルックチームに連絡してチーム練習に参加、などそれぞれががむしゃらに練習していたり、すでに自分は代表者じゃないかな、と薄々感じている人は練習用のグッズを開発して持っていこうとするなど、参加者それぞれの思いが見えてきます。

ここで恋愛企画といえば、ということで日記を使っていきます。直筆の日記にナレーションをアテレコしていき、日々高まっていく思いを紹介していきます。やっぱりあいのり世代はこれなんですよ~これがやりたいがために企画するみたいなところがあると思います。

中間練習

1週間がたち、再び参加者が集まります。1つじゃ足りないからと自前のモルックセットを持ってきたり、参考にするためにと動画撮影の準備をしてきたりと参加者がそれぞれ仕掛けてきます。中にはスポーティな格好になっていて、ギャップで好印象を得る人もいたりします。

やっぱりここでは代表者を誰にするか、ということになります。モルックは男女で差がありませんが、格好いいところを見せたい男性陣が代表者になりたい雰囲気を出します。しかしなかには、「代表になりたいけど実力的には明らかに自分じゃない」と、潔く身を引く参加者もいたりします。これが逆に好印象になったりするかもしれません。

どう決めるか、という話し合いをして、結局は平等に予選をしたり、1対1の勝負を申し込んだりするなどの展開が予想されます。どうなっても人間味があっていいですね。

そして代表が決まり、後はその人を応援するために周りは決死のサポートをするわけです。今日から対決の日まで連絡は取れないので、各自が思い思いの情報を共有します。

対決の日

いよいよ対決の日。ここはあっさり対決をします。

結果としてはどちらになっても面白いと思います。まあまず負けるのが濃厚なんですが、頑張ったよ!よくやった!など励ましがあったりと感動の展開になります。

勝ったら勝ったで盛り上がるのですが、そういえば商品は「ペア」チケットだということで、これどうするんだ…?ということになります。

ここで、今まで明かされていなかった追加のルールが発表されます。

まあそういえば恋愛企画なので、やっぱり告白タイムになるわけです。それぞれがこっそりとスタッフに告白をする・しない、誰に告白をするのかという意思を伝えます。

告白の対象となった参加者は別室に呼ばれ、誰が来るのか…というのを視聴者と同じタイミングで知ることになるわけです。

あとは定番の流れなので、カップルは果たして成立するのか?ということになります。

企画終了後

今はSNSがあるので、企画終了後の動きにも注目です。バチェラーよろしく、実はこの人のほうが気になっていて…と掟破りのカップル成立もあるかもしれません。企画の流れには沿っていないものの、人間味があって個人的には大アリだと思います。

やっぱり無理

こんな感じで、現実的にできるのかどうかを無視して書いていきましたが、どう考えても実際に動いてこれをやるってのは不可能です。できたとしても、参加者の感情の機微を捉えることができずにぼやっとした仕上がりになってしまうと思います。

しかし、件のyoutubeチャンネルはそのへんの課題もすでに認識済みで、しっかりと答えてくれるかもしれません。まあ現時点で、企画発表や参加者発表をyoutubeで行わず、未だ1本も動画を出していない、という不安要素はありますが…

恋愛企画に参加する方へ

まあそんなに多くの視聴者があるわけではないと思いますが、一般人がこういった番組に出ることは、現代ではそれなりのリスクがあります。特に恋愛企画では自分の性格や価値観、小さな動きの所作や振る舞いなどが丸裸にされてしまい、不特定多数の視聴者にあること無いこと言われてしまうわけですから、そういうことを覚悟したうえで出演を決めて欲しいと思います(そういったリスクがあるために、昨今では一般人に見えて実は読者モデルや事務所所属、これからデビューするといった人が出ているパターンが多いですね)。