Yuigo・ん・・・湿っぽい

モルック、システムエンジニア、その他趣味。大学生のころから使っているので、昔の記事は恥ずかしいし今の思想とは異なっていることが多いです。

【雑】ちょっとした病気になりました。

 

 

 あんまり言うことじゃないかな、と思うのですが、生まれて初めて病気になりました。このことは、いろいろな機会で説明しなくてはならないことが増えると思うので、その際に簡潔に伝えられるように、まず書いて整理しようと思っています。

 

 さて、このブログでも前のブログでも、散々私は調子がでない、自分と現状の自分、二者が乖離している、ということを書いてきました。そこで、行くのは正直とても怖かったのですが、病院に行くことにしました。神経内科、精神科の診療所です。今まで、HPを何度も見て、場所も調べて、いつでも行ける状態にしていたのですが、やっとこさ、勇気が持てました。

 いままで、自分は病気という病気にはかかったことがありませんでした。怪我とか軽い風邪ならもちろんあったのですが、いわゆる病人になったことはありませんでした。そのため、病人として認定されてしまうかもしれない、という恐怖がありました。一方で、この精神状態が病気ではなくただの怠けた状態である、と言われたらどうしよう、という不安もありました。ただの怠惰によって今までの状態に陥っていたのならば、私は改善する手立てを持たないからです。

 しかし、この鬱屈した状態をなんとか改善するためには、なにか行動するしかない、ということはわかっていたので、嫌々ながらも診てもらうことにしました。

 

 まず、私はアンケートに答えることになりました。3、40個ほどの、「はい・いいえ」形式の質問があり、「はい」が多いほど精神疾患の疑いがあるもの、ということは、説明はされませんでしたが簡単にわかりました。私は、心のどこかで病人に認定されることをまだ恐れていたので、自分に厳しく、「はい」が出来るだけ少なくなるように書きましたが、結果として8個くらいが「はい」に該当しました。

 

 そして、その結果を見て、精神科のA先生は、私が軽いうつ病であることを告げました。

 

 そして、それが去年の下半期あたりから続いていること(具体的な時期はわかりません)もわかりました。そして、うつに関する簡単なパンフレットを見せてもらいながら、うつに関する様々なことを教えてもらいました。うつ病とはいわゆる「心の風邪」であり、成人の16%(03年のアメリカ調査)が一生に一回はなる、という病気です。

 そして、1週間分の抗うつ剤睡眠薬を処方してもらいました。もらったその日に睡眠薬を服用すると、なんとすぐに眠ることができ、二度寝も含めて20時間も眠ることができました。こんなに眠ることができ、とても嬉しかったです。精神疾患には自然治癒のほうがいい、という話も聞くことはありますが、うつは脳の風邪であるから、ほかの病気と同じように薬物治療をする、ということをA先生は仰っていました。ただ、薬は気持ちを明るくすることが出来るのですが、病気の期間は短くなりません。私がかかっている反応性うつ病は、自分をとりまく環境を変化させたり、自分自身が努力したりしないと改善とはならないようです。

 随分と前から始まっていたものであったので、おそらく、今の状態は最悪の後、だんだん良くなっている時期であると思います。ただ、日によって気分が大きく変化することがあるようなので、油断ができないなあ、と感じています。

 残念なことに、治るまでは、アルコールは控えなければならないようです。あと、必ず0時の前には寝てください、と言われているので、大学の仲間と遊ぶ回数も自然と減ってしまうかもしれません。

 あとは、様々なことをA先生から教えてもらいました。うつであると、読書や勉強も手につかなくなるそうです。現に、今の自分がそうです。前は好きだったはずの分野でも、全く勉強がはかどらないし、好きな作者の文章でさえ長く読み続けることができません。ゲームや読書、楽器など、私は趣味がありますが、その趣味でさえ、調子が悪いと全く手につかず、ただただ何も考えずにネットを覗いていました。脳が動くことを拒否していたのかもしれません。可能であれば、今後の授業に関しても担当講師と相談してもらった方が良いと言われました。

 そして、病院に行ったあとすぐに、現在のアルバイトをやめました。これがわたしのうつ病の一因になっているからだと考えたからです。A先生に診断書を書いてもらったので、すぐにやめることができました(体裁上3ヶ月の休職ということになりましたが、戻る気はありません)。次のアルバイトは、職種も変え、夜遅くにならないようなものにしようと思います。

 そして、今はとにかく横になって文字通り休むことが先決、のようです。それが一番

の近道である、ということです。

 私のまわりには、意欲的に大学生活を送っている人がとても多く、そのような人々からは私は置いていかれてしまうかも知れません。むしろ、既に大きな距離を置かれてしまっていると思います。それでも、休まなければいつまでもこのまま、うつの状態が続いてしまう、ということの方が怖いので、今は休むことにします。

 

 とは言っても、あくまでも私は「軽い」うつ、です。私もTVや本でうつや精神病に関するものをみたことがありますが、そこで描かれるものは重いものであり、砂嵐のテレビ(今は地デジなのでありませんね)をただただ見つめていたり、一日ずっと遠くを眺めていたり、人が変わったかのように性格が変化したり、ということはありません。たしかに今の私は人よりもゆっくりとした感覚で一日を過ごしていますが、あくまでも軽い状態であると思います。だから、あまり気を使わずに接していただけるとありがたいです。

 ・・・もっと早くに病院に行っておけばよかった、と思っています。実を言うと自分の中の不安感には、年が変わる前からなんとなく感じていて、大学の授業や学生団体の活動も、自分の中での最低限しかこなせない、またその最低限もできているか怪しい状態でした。以前の自分はこうではなかった、もっと意欲的で推進力を持っていた、ということを分かっていたので、おかしい、なにかがおかしい、ということはわかっていただけに、もっと早く病気に気づいていればよかったと後悔しています。ただ、最近まで大学をやめてしまおうか、とまで考えていたので、もっと遅かったらさらに大変なことになっていたと思います。ブログ読者の皆様も、心の変化に敏感になっていただければ、と思っています。

 

 これから、病気についてかけることがあれば書いていこうと思います。それでは、また。