こんにちは。
ラジオ好きとしてはついに来た、めちゃくちゃ嬉しい機能が「タイムフリー聴収」です。
雑に言うと、NHK以外の大体のラジオをPCやスマホなどのデバイスから聴けるのが「radiko」というサービスなのですが、そこについたのがタイムフリーというものです。
タイムフリー機能は、1週間前という期限付きで、好きなラジオ番組を聴くことができる、というもので、いわゆる「見逃し配信」に近い感じです。
しかもこの機能、全てのユーザーが無料で利用することができます。太っ腹ですね。
昨日の昼くらいから使えるようになったので、簡単にスクショなどを混ぜながら感想を書いていきます。
タイムフリー聴収をするには
今回はスマホ(android)の画面で説明します。PCからでもやること自体は変わりません。
radikoを開始すると最初にこの画面に来ます。これは現在放送されている番組表なのですが、画面左上の「タイムフリー」をタップすれば移動することができます。
背景がピンクになりました。ここで、聴きたい過去の番組をセレクトしてください。画面上部から、放送局、日付、放送エリアを選択することができます。
このスクショでは、『伊集院光とらじおと』は私がもうタイムフリーで聴き始めてから(リアルタイムで)3時間が経過してしまったため、時計のアイコンに斜線が引かれ、もうタイムフリーで聴けないよ、という表示がされています。
ただ、他のブログを参照すると、例えばスマホでタイムフリーを使い切った後でも、PCから再度タイムフリーを開始する、といったことができるようです。まあ、あくまで現時点の話であり、なんかちょっとズルい感じもするので、細かい仕様に関してはこれから変更があるかもしれません。
放送エリアを変更することができるのは、radikoプレミアム(月額・税別350円)に加入して、全国のラジオ局を聴くことができる状態になっているユーザーのみです。再度言いますが、エリアフリーの利用自体は無料です。
つまり、無料会員ならば、ユーザー自身の地域内の放送局による番組に対してエリアフリー機能を使うことができ、有料会員であれば、radikoに参加している全国の放送局に対してエリアフリーを活用することができます。
日付選択の画面。
プレミアム会員はこのようにエリア・都道府県を選択することができます。
3時間の制限時間があるが、自由にシークできる
タイムフリー聴収は、聴きたい番組を再生し始めてから(リアルの時間で)3時間が経つまで、自由に再生することができます。昼の12時に再生を始めたなら、午後15時までなら、一度再生を止めて、後でもう一回続きから聴く、ということが可能です。
また、画面中央のシークバーを動かすことで、自由に再生場所を選択することが可能です。
3時間の範囲内であれば、聴き逃した部分をちょっと戻って聴きなおすことができます。ラジオ番組って「ながら聴き」することが多いので、いつの間にか大爆笑があがっていたりすると、物凄く損した気分になることがありますよね。その場合はちゃんと再確認することができるわけです。
各放送局が3時間制限対策を敷いている
この「3時間ルール」(なんか3秒ルールみたい)ですが、各放送局の中には、長時間番組を前後、またはそれ以上に分割することによって、タイムフリーを便利に活用できるようにしてくれています。例えば野球中継がそんな感じになっていましたね。
曲やCMもそのまま聴ける
タイムフリーでは、電波に乗って流れた放送を変更なくそのまま聴くことができるので、放送中に流れた楽曲や、CMや箱番組なども聴くことができます。
どうでもいいいけど、過払い金が戻ってくるでお馴染みのCMは、新しくなるごとにだんだんクオリティが上がってるよね。
正確には、radikoで流れたものをそのまま聴けるので、radikoで流れなかったもの(某アイドル事務所関連など、大人の事情が関わっているなどの理由があります)に関しては、タイムフリーでも聴くことはできません。まあ、それもほんの一部なので、そこまで心配することでもないかな?
番組に関しては最新曲を日本(もしくは宇宙)初オンエアする番組もあるので、そういうのは何かしらの対策を番組ごとに施しているかもしれません。何しろそういう番組を聴いてないのでここら辺はご自身で確かめてみてください。
曲やCMといったところをを飛ばしたい場合は、自分でシークバーを動かすことになります。
問題点:シークバーの操作が難しい
ただ、スマホから操作しているときは、シークバーを動かすのがかなり難しいという問題点もあります。
ラジオ番組は2時間、3時間が当たり前の長時間番組が多く、あのスマホの幅で時間を動かそうと指を動かすと、ちょっと動かしただけで5分10分ずれてしまう、という問題にぶち当たりました。仕方ないのでざっくり動かして、同じところを1分2分聴くのは甘んじて受け入れる、という感じになってしまいます。
というわけで、「10秒動かす」ボタンや、時間を文字入力する欄を設けて欲しいなと感じました。個人的な予測ですが、CMを飛ばさないように敢えて不便にしているのかも?
問題点:ダウンロードできるようにして欲しい
タイムフリー再生はすべてストリーミング形式なので、Wi-Fiに接続する環境ならいいのですが、外出先で聴く分には、Wi-Fiを利用できない限りは通信量がどうしても気になってしまいます。通信制限には常に悩まされますからねー。
個人的な意見としては、例えばスマホアプリ「Amazon Music」のように、デバイスにダウンロードすることができれば、通信量を気にすることなく楽しむことができます。また、Amazon Musicは専用のアプリでしか再生することができないので、他のデバイス用にコピーしたり悪用することができない仕組みになっています。この形式を使ってみればいいのではないでしょうか。
小技:全国ネット番組なら・・・
タイムフリー聴収において、3時間の制限時間を使い切ってしまっても、「オールナイトニッポン」や「JUNK」などの全国ネット番組であれば、ネットされている他の放送局から聴き直すことができます。
「全国36局ネットで放送中!」であれば、ざっくり言って36回タイムフリー聴収ができるという訳ですね。
とはいっても、これは月額課金のradikoプレミアムに加入している場合のみ使える方法です。
【追記】スマートフォンでのタイムフリー聴収が不調であることについて
こういうのはユーザー側の環境に問題がある場合もあり、ハッキリとは言えないのですが、自分の実感としてちょっと調子が芳しくありません。
スマートフォンから利用している場合に頻発するのですが、通常の聴収(「ライブ」と表示されているヤツですね)時は今まで通り問題なく聴くことができるのですが、
タイムフリー聴収の場合のみ、「プレイリストを再取得・・・」だったかな、そんなようなメッセージが表示され、そのあと、聴いていたタイムフリーの音声が突然3~5秒ほど前に戻る、という現象が発生します。酷いときは1分間に何度もその謎バックステップが起こってしまいます。
今聴いた会話が繰り返されたり、楽曲が満足に聴けなかったりとなかなか不便。さらに、我慢してよくよく聴いてみると、ごくたまに前方向にステップを踏んでくるので流石にイライラしてきます。
感覚的なことしか書けませんが、Wi-Fiを繋げているとこの現象は起こりにくくなる気がします。出先では対策しない限りタイムフリーが利用しづらい状況になっています。ただ、タイムフリーがそもそも実験的と表現されて始まっているので、徐々に改善されることを期待しています。
ということで、ちょっと使ってみた感想はこのくらいです。また進展があったら書いてみます。
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