詩「ルーティーン」 2015works
ルーティーン
幾ばくか前よりもこの部屋は狭くなり
霧のような朝に眼を擦る
知らぬ間に僕は次のシーンへワープして
アセロラ・ドリンクと明日を呑む
其のページを一度開けば
記憶にない精霊に肩を抱かれ
もう僕ではなくなる
もう僕ではなくなる
世界の端には壁があり
寄りかかっては雨を待つ
時間を戻すような雨
全てを許すような雨
時代の縁には屑が付き
人差し指は錆びていく
視界を奪うかのような其
口火を切ったものは融けた
[フリー画像素材] バックグラウンド, 舞台幕, 赤色 / レッド ID:201503100400 - GATAG|フリー画像・写真素材集 4.0
2015/3/12 ZO!
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